「ガヴリールドロップアウト」が電撃だいおうじで最終回、2013年から12年半の連載が完結
天使学校を首席で卒業したのに、人間界でネトゲにハマって堕落した天使の話が終わりました。8月27日発売の「コミック電撃だいおうじ」VOL.156で、うかみさんの『ガヴリールドロップアウト』が最終回です。この号は表紙もガヴリールで、送り出し方としてはこれ以上ない形になりました。
作者本人の告知は「ガヴリールたちを描くのは本当に楽しかったです」「みなさんの記憶のどこかに少しでも残っていただけたら」という短いもので、それが2万6千いいねを超えています。
2013年12月からなので、12年半
連載開始は2013年12月。そこから2026年8月まで走っているので、期間にすると12年半以上です。単行本は2025年9月の時点で16巻まで出ています。
数字を見てから反応を読むと、Xの空気がわかりやすくなります。「13年間の連載していたのが地味に凄い」「ガヴリールドロップアウトまだ続いてたのに驚いて、次回最終回なのにも驚いた」といった投稿が並んでいて、驚きの内訳が「終わったこと」と「続いていたこと」の二種類あります。4コマ寄りの日常ギャグは、読者の生活のほうが先に変わっていくので、こうなりやすい。
天使が堕落して悪魔がポンコツになる話
設定を一行で言うと、天界の優等生ガヴリールが人間界の高校に来てオンラインゲームに沈み、部屋を荒らして学校をサボるようになる話です。世話を焼くのが真面目な悪魔のヴィーネで、自信過剰でどこか抜けている悪魔のサターニャがそこに絡み、天使学校次席のラフィエルがサターニャをおもちゃにする。天使と悪魔という設定が、性格の並びでほぼ反転しているのが仕掛けでした。
2017年1月から3月にはテレビアニメも放送されました。制作は動画工房です。アニメ版でキャラクターデザインを手がけたこまごまさんも、最終回を前に当時を振り返っています。
「1クールアニメのキャラデザは初めてで原作のかわいさに負けないようにと当時の自分なりに気合いを入れて作業してました」という一文が、放送から10年近く経ってから出てくるあたりが良い。反応でも「アニメ2期観たい」「もう1期くらいアニメ見たかった」という声がいちばん多く残っていました。
同じ号で新連載も始まっている
編集部の告知を見ると、VOL.156は最終回と同時に巻頭カラーの新連載『盗賊少女に転生したけど、周回ボーナスで楽勝です! 100%盗む&逃げるでラクラク冒険者生活』も始まっています。看板が抜けた日に次の看板を立てる、雑誌のいつものやり方です。
雑誌で読んだ人からは「ガヴドロらしくいい最終回だったと思います」という感想が出ていて、単行本派は続きを待つことになります。16巻までが既刊なので、最終話が入るのは17巻。長いあいだ本棚の同じ場所に増え続けてきたシリーズが、そこで止まります。