『ゴジラ-0.0』メイキング映像が公開、邦画初のFilmed For IMAXと実寸大の和光
『ゴジラ-1.0』の続編、『ゴジラ-0.0』(ゴジラ マイナスゼロ)のメイキング映像が8月27日に公開された。2分3秒の中身が、予告編よりもだいぶ生々しい。
映っているのはほぼ現場だけだ。スタジオに入りきらないほどの技術スタッフが机を囲む美術打ち合わせ、巨大な戦闘機、ワイヤーで人を飛ばす仕掛け、それを吊り上げる大型クレーン、そしてゴジラ映画の定番である逃げ惑う群衆のシーン。神木隆之介と浜辺美波の芝居も差し込まれる。
なかでも目を引くのが、スタジオに実寸大で組まれた和光だ。銀座4丁目の時計塔のあるあの建物を、細部まで作ってある。全編を日本国内のロケーションで撮ったと公式が言っているとおり、CGで済ませずに建てるところは建てる方針で進んだらしい。
「Filmed For IMAX」が邦画で初めて使われる
本作の売りとして先に発表されていたのが、邦画史上初の「Filmed For IMAX」という点だ。
これはIMAXが用意しているプログラムで、作り手がプリプロダクションの段階からIMAX側と組み、カメラや画角、音のミックスまでIMAXの環境に最適化して制作する。『トップガン マーヴェリック』や『DUNE/デューン 砂の惑星』といったハリウッド大作が受けてきた認定で、日本映画で通ったのは『ゴジラ-0.0』が最初になる。
具体的に何が変わるかというと、画面の縦が伸びる。通常の映画は横長の1対2.39あたりで作られるが、IMAXのフル画角は1対1.43。ほぼ正方形に近い比率で、スクリーンの上下いっぱいまで絵が入る。今年4月には、そのフル画角のカットが公式Xで解禁されている。同じ場面でも、普段見ている横長の画面では切り落とされている部分が残っている状態だと考えれば近い。
舞台は1949年、前作の2年後
物語は『ゴジラ-1.0』の襲撃から2年後、1949年の戦後復興期の日本が舞台になる。前作でゴジラに立ち向かった敷島浩一役の神木隆之介と、典子役の浜辺美波が続投。吉岡秀隆、山田裕貴、佐々木蔵之介、安藤サクラ、田中美央、田中泯が共演する。
北米公開は11月6日。日本製作のゴジラ映画が日米ほぼ同時に劇場公開されるのは今回が初めてで、前作がアカデミー賞を獲ったあとの動きとしては分かりやすい。
前作の数字を振り返っておくと、『ゴジラ-1.0』は興行収入76.5億円を記録し、第96回アカデミー賞で視覚効果賞を受賞した。アジアの作品としては初めてで、国内外の映画賞で50以上の最優秀賞を集めている。日本の実写ゴジラとしては30作目にあたる作品だった。
その続編が、今度は撮り方そのものを変えて出てくる。メイキングの2分を見てから予告編に戻ると、あの群衆も戦闘機も本当に現場にあったものだと分かるので、順番としてはこちらを先に見ておくと得かもしれない。