「アウラ構文」とは?意味・元ネタ(ヒンメルはもういないじゃない)を解説
語尾に「じゃない」を付ける。ただそれだけで、なぜか特定のキャラクターの声で再生される。それが 「アウラ構文」 です。元は『葬送のフリーレン』に登場する魔族、断頭台のアウラの喋り方でした。
「アウラ構文」とは?
アウラ構文は、『葬送のフリーレン』のアウラの台詞をなぞった2種類のテンプレートを指します。
ひとつは「じゃない」型です。「ヒンメルはもういないじゃない」という台詞から、どんな文の末尾にも「じゃない」を付けてしまう遊びが広がりました。「まだ火曜日じゃない」「そんなに高くないじゃない」のように、本来は不要な場面でも付けます。付けた瞬間にアウラの声色になるのが面白がられている部分です。
もうひとつは命令型で、「アウラ、〇〇しろ」の形を借りて無茶な指示を出します。本来は重い場面の台詞なのに、ネット上では宿題を片付けろ、早く寝ろ、といった軽い用途に流用されました。
元ネタ・由来
「ヒンメルはもういないじゃない」は、フリーレンが亡き勇者ヒンメルのために動いていることに対して、アウラが投げかけた言葉です。魔族の価値観からすると、もういない相手のために行動する理由が本当に分からない。煽っているのではなく純粋な疑問だったところが、この台詞の効いている部分でした。
「アウラ、自害しろ」のほうは、服従させる魔法をめぐる戦いの決着です。相手を意のままに操る力を持つアウラが、フリーレンとの力比べに敗れ、自分の魔法で縛られる側に回ります。異名の「断頭台」がそのまま自分に返ってくる決着でした。
強大な幹部として登場しながら、あっけない敗れ方をしたこと。そして印象的な台詞を2つも残したこと。この組み合わせでアウラは作品屈指のネタキャラとして扱われるようになり、構文として独り歩きしていきました。悲愴な場面の台詞が軽い言い回しに転用されるのは魔族本人からすれば不本意でしょうが、愛され方としてはむしろ濃いほうです。
なお公式もこの空気を分かっていて、コラボや告知でファンの遊びを拾う場面がたびたびあります。フェルメール展とのコラボ描き下ろしが「解釈一致」と歓迎されたのも、その延長にありました。
使い方・例文
- 「もう金曜日じゃない」
- 「アウラ、明日の私を起こしろ」
- 「語尾じゃないを付けると全部アウラの声で読めるじゃない」
関連する言葉
同じ作品から生まれたフリーレン構文と対になる存在で、あちらは時間感覚のズレ、こちらは喋り方の癖をいじります。キャラクターの言い回しをそのまま借りる形式としてはちいかわ構文やヒス構文と同じ系統です。
強いキャラが呆気なくやられた結果として愛される流れはミームではよくある話で、ドブカスラッシュの禪院直哉も同じ道をたどりました。