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「2時間3分」の歌詞と元ネタ、家から海までの「海」は茅ヶ崎・湘南

2時間3分(にじかんさんぷん) ・ 2026年10月2日 公開

「家から海まで2時間3分」。ショート動画でこの一行だけ延々とループする曲が流れてきて、曲名が分からないまま口ずさんでいる人は多いはず。正体は2人組ユニット freespace の「2時間3分」です。

2025年9月10日に出た曲で、夏に何もできなかった言い訳を「海が遠いから」に押しつけるゆるいラップ。配信直後からTikTokやInstagramのダンス動画で回り始め、2026年に入ってさらに広がりました。

「2時間3分」とは?

freespace の楽曲タイトルで、サビの「家から海まで2時間3分」のことを指します。サビではこの一行のあと「2時間3分」「2時間」だけが何十回も繰り返されるので、耳に残るのはほぼこの数字です。

歌の中身は、夏休みなのに予定がなく、日焼けもしないまま夏が終わったという話。その理由を「家から海までが遠い」の一点に持っていくのがこの曲の芯です。

配信開始の日に公式Xが出した告知が、曲のスタンスをそのまま説明しています。

「埼玉の家から海まで2時間3分」「夏休みは結局またエンジョイできなかった」と続き、最後は「そりゃ、モテるわけなかったんだよ、俺らが。」で締め。配信当日から公式ショートに何度も付けているキャプションは「夏を楽しめなかったのは家から海まで2時間3分だから。俺ら悪くない」。ここまで言い切っています。自分たちを落とす自虐ソングで、誰かを笑う曲ではありません。

元ネタ・由来

歌っている freespace は、埼玉県上尾市出身で中学の同級生だった2人のユニットです。音楽担当の con とビジュアル担当の time という分担です。MVのクレジットでは作詞が con と time、作曲が con です。

公式MVは配信と同じ2025年9月10日に公開され、2026年10月2日時点で41.3万回再生。歌詞には地元の固有名詞がそのまま出てきます。

  • 「榎本牧場でenjoy」(上尾市にある牧場)
  • 「イオンにも映画館がない」
  • 「庭にいたカブトムシ捕まえ名前をつけた健人」

海の近くで遊ぶ夏ではなく、内陸の地元でどうにか過ごす夏。この「海がない県のリアル」が、聴いている側の「うちもそう」を引き出しています。

歌詞の「海」はどこ?

検索で多いのが「2時間3分 どこ」。歌詞の中で憧れの行き先として出てくるのは「茅ヶ崎湘南付近」です。「夢に見るワンウェイチケット」のすぐあとに置かれていて、神奈川の湘南の海を思い浮かべているのが分かります。

ただ、上尾から茅ヶ崎まで本当にぴったり2時間3分かかるのかは、公式が説明したことはありません。ルートや交通手段で普通に変わるので、「だいたいそれくらい遠い」という体感の数字として受け取っておくのが無難です。

歌詞の全文は UtaTen で読めます。カラオケは JOYSOUND に入っています。

なぜバズった?

最初に動いたのはダンス動画でした。avex は2025年11月、次の曲「170足りない」を告知したリリースの中で、前作「2時間3分」はInstagramに投稿されたダンス動画が58万再生を突破、TikTokでも58万再生を記録したと書いています。同じ文面で「地元の中学生が歌ったり、ギャルが踊ったり」とUGCが自然に出てきた様子にも触れていました。

2026年に入ると波が大きくなります。流れを並べるとこうです。

  • 5月23日、公式のDance Practice動画を公開
  • 6月11日、Z世代トレンドを扱う TOMOSUBA が「Z世代がハマる脱力系ソング」として紹介
  • 8月23日、にじさんじの倉持めるとさんが踊ってみたを投稿(57.3万回再生)
  • 9月30日、blackboard版を公開。MTV「FUTURE ICONS」とのコラボ放送も決定

TOMOSUBA が挙げた理由は3つで、上手さより真似しやすさ(激しくない簡単なダンス)、意味より世界観(ゆるいのにノれる空気感)、ダンス以外にvlogやドライブ動画のBGMにも使えること。気合いを入れて踊る曲ではなく、なんとなく揺れているだけで成立するのが強かったようです。

使い方・例文

  • 「夏の予定ゼロなの、家から海まで2時間3分だからだし」
  • 「うちは家から海まで3時間12分なので2時間3分は勝ち組」
  • 「2時間3分のとこだけずっと頭で流れてる」
  • 「ドライブのBGMに2時間3分入れたら一生ループしてた」

「行けなかった理由を距離のせいにする」使い方が基本です。本気の不満ではなく、半分笑いながら言うのがちょうどいい温度感。

関連する言葉

サビのフレーズだけが独り歩きして、曲名が後から検索される流れはきゃわぽっぴんどぅーと同じです。あちらは「みなさんよく出来ました!合格」の一言しか手がかりがない曲でした。

指を折るポーズとセットで広がったばくれつも、M!LKの曲の一節がショートで切り取られてミームになった例です。

曲に合わせて簡単な動きを真似する、という意味では回転界隈が近い棚。あちらは安室奈美恵の「GIRL TALK」に合わせてくるくる回るだけで、上手さを求められない手軽さが共通しています。

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