← 一覧へ エンタメ

待ち受けにすると運が上がる「開運メロコ」、元ネタはGTA5のキャラクリ顔だった

2026年8月25日 ・ トレンド「開運メロコ」より

Xを見ていると、ピンクの髪でやたら実写寄りの顔がアップになった画像が、忘れたころに流れてきます。あれには名前がついていて「開運メロコ」と呼ばれています。スマホの待ち受けにすると運が上がるらしい、というジンクスが1年近く一人歩きしていて、8月23日には元になった本人がこう書きました。

7万5千を超えるいいねがつき、リプ欄と引用にはお礼のポストがまた大量に積み上がりました。

「開運メロコ」の本人は退魔師の設定

画像の主は、VTuberグループにじさんじENの狂蘭メロコさんです。2022年12月6日にデビューしたユニット「XSOLEIL」のメンバーで、昼は生徒会のイベント企画担当、夜はお気に入りの傘で悪霊を祓う退魔師、という設定を持っています(にじさんじ公式プロフィール)。

配信で見る姿はもちろんイラストのアバターなので、あの実写寄りの顔とは似ても似つきません。では開運メロコはどこから来たのか。

出どころはGTA5のストリーマーサーバー

元ネタは、Crazy RaccoonとVAULTROOMが主催するグランド・セフト・オートVのストリーマー向けサーバー「MADTOWN GTA」です。招待制のサーバーに配信者が集まり、それぞれ職業を持った住人としてロールプレイしながら遊ぶ企画で、2025年6月にベータ版が始まりました(インサイドの紹介記事)。狂蘭さんはここにタコス屋として参加しています。

問題は、この手の企画で使うキャラクターがGTA5のキャラクタークリエイトで作られることです。イラストのアバターをそのまま持ち込めるわけではないので、顔を一から寄せにいくことになります。

そうしてできあがった顔のドアップが、2025年10月ごろにファンの間で出回り始めました。同月13日には「メロコさんの顔ドアップ写真を待ち受けにしてる人たちがみんな金運アップしてるらしい」という投稿が出ていて、この時点ですでに「高画質版の配布が始まったら自分も待ち受けを変える」という話にまでなっています。

本人が高画質版を配ってしまった

そして2025年10月17日、狂蘭さん本人が動きます。

「開運(個人差アリ)待ち受け配布用」という一言と、スマホの画面比率に切り出された画像4枚。14万を超えるいいねがつきました。この配布で待ち受けにするハードルが消え、ジンクスは一気に広がります。

10か月たっても届き続けるお礼

面白いのはここからで、2026年8月に入っても感謝のポストが止まっていません。今回流れてきたものを拾うと、内容はだいたいこのあたりです。

  • 「勉強が捗って資格一発合格して、良い企業+部署に転職できました」
  • 「独学で国家公務員試験合格できたので、効力は割とガチだと思う」
  • 「昨日、開運メロコ待ち受けにしたところ、ここ最近ずっと残業続きだったのに定時上がりになりました」
  • 「懸賞割と当たってるから違うの変えれない」

ライブの抽選や整理番号の当たり報告がとくに多く、「開運メロコ界隈」という言い方まで定着しています。バイトのレジ越しに客のスマホでこの待ち受けを見かけた、という報告まで出てくる浸透ぶりです。

冷静な見方をしている人もいて、「壁紙を開運メロコにしてるけど、福や運が舞い込むのは壁紙見てふふって笑うからだと思うんよ。笑顔って大事」という投稿には、なるほどと思わされます。インパクトの強い顔がロック画面から毎回出てくるので、開くたびに少し笑ってしまう。その積み重ねが効いているのだとしたら、それはそれで理屈が通っています。

効果は最初から「個人差アリ」

配布ポストの時点で本人が「個人差アリ」と書いているので、そこは織り込み済みのお守りです。無料で試せて、効かなくても失うものはロック画面の見栄えくらい。狙っているライブの抽選や試験があるなら、藁にもすがる選択肢として悪くないのかもしれません。

ただ、職場のよく見える席に座っている人は、隣の人がスマホを覗き込む可能性だけ計算に入れておいたほうがよさそうです。