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Netflix「国民クイズ」いつから配信、答えは12月で原作は1993年の漫画

山田孝之が主演するNetflixシリーズ『国民クイズ』の配信日が決まった。Netflix Japanの公式Xが9月22日の朝8時に出した告知によると、配信開始は12月17日(木)。同時にティーザー予告も公開されていて、投稿には数時間で2千を超えるいいねが付いている。

「いつから?」の答えはこれで出た。で、気になるのはもうひとつのほうで、この原作、じつは30年以上前の漫画だ。

配信は12月17日の木曜、全8話でまとめて出る

コミックナタリーの記事によれば、作品は全8話の構成で、Netflixで全世界独占配信される。発表から配信までは3か月弱あるので、年末の休みに一気見する人が多そうな日程だ。

監督は「あまちゃん」「鎌倉殿の13人」を撮った吉田照幸。脚本はマギーと吉田監督の共同で、企画・制作はTHE SEVENが担当している。公式Xは8時の告知の5分後に、追加キャスト16人の組み写真も続けて出してきた。

クイズに勝てば政府が願いを叶える、という日本が舞台

設定はかなり尖っている。超高視聴率のクイズ番組で勝ち残れば、富や名声はもちろん、気に食わない相手を消すことや犯罪歴の抹消、独立国を建てることまで、どんな願いも政府が叶えてくれる。そういう新法ができたもしもの日本の話だ。

山田孝之が演じるのは、その番組の名物司会者K井K一。公式の紹介文では、番組の崩壊をもくろむ組織がK井に接触したところから物語が動き出す。負けたほうには罰金や強制労働が待っているので、要するに国民総参加のデスゲームになっている。

追加キャストは、K井の命を狙う身元不明の少女・麻里に石田莉子、麻里の母・綾子に倉科カナ。活動家の南原聖次を瀬戸康史、懲罰隊隊長の村越を髙嶋政宏、番組プロデューサーの上条紹子を小池栄子、首相の獄間沢猛を石橋蓮司が演じる。ほかに片岡凜、青木柚、大東駿介、ファーストサマーウイカ、尾美としのりらも出る。

原作は1993年のモーニング連載、一度は絶版になっていた

原作の漫画『国民クイズ』は、杉元伶一が原作、加藤伸吉が作画を担当した作品だ。Wikipediaによると1993年から講談社の『モーニング』で連載され、単行本は全4巻。その後いったん絶版になったが、ファンの要望を受けて太田出版から上下巻の復刻版が出ている。今回のドラマの原作表記が講談社ではなく「太田出版刊」になっているのはこのためだ。

実写化そのものは、Netflixが2025年1月27日に発表していた。そのときの公式発表には関係者のコメントが並んでいて、山田孝之は「2020年くらいにオファーをいただき」原作を読んだと書いている。オファーから配信まで、ざっと6年かかった計算になる。

いちばん笑えるのは原作者の杉元伶一のコメントだ。過去にも映像化を企画したプロデューサーは何人かいたが、どれも断念や撤退で終わったそうで、「途中で正気に返ったんでしょうね」と振り返っている。今回のNetflix版についても「原作サイドは未だ半信半疑ですが、その意気やよし、面白い作品になる事を期待しています」と書き、最後は「勇気があるよなあ」で締めている。期待はしているものの、原作者本人が自作の実写化を「どだい無謀な話」と言い切っている珍しいパターンだ。

原作と見比べると、名前や肩書きが変わっている人がいる

原作を読んだ人がキャスト表を見ると、あれっとなる箇所がいくつかある。Wikipediaの登場人物紹介と照らすと、違いはこんな感じだ。

  • 村越は、原作では「SS隊隊長」。合格者の願いを叶える賞与局の中で、汚れ仕事まで請け負う武闘派という立ち位置だった。ドラマでは「懲罰隊隊長」になっていて、クイズの結果で決まる罰則の執行を取り仕切る役と紹介されている
  • 首相の獄間沢は、原作だと下の名前が「幸之助」。国民クイズ体制を宣言して首相になるが、まもなく暗殺されたことになっている。ドラマでは「獄間沢猛」という名前で、石橋蓮司が演じる
  • 南原聖次は名前がそのまま残った。原作では反体制の組織「本格派」のメンバーで、ドラマでも国民クイズの崩壊をもくろむ活動家として出てくる

もうひとつ気になるのが、原作ではK井の実の娘の名前が「真部麻里子」だという点。ドラマの「身元不明の少女・麻里」とどうつながるのかは、今のところ公式からは何も出ていない。

このあたりの改変は、実写化の発表時点で予告されていた。吉田監督は当時のコメントで、時代設定がかなり違うので「原作通りとはいきません」と書きつつ、「その精神やエッセンスを大切に」作るとしていた。バブル期に描かれた話を2026年の日本に置き直すとどうなるのかは、12月17日に全8話で確かめられる。配信前に原作を読んでおいて、違いを探しながら観るのもありだと思う。

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