ポケモンバンクが2027年2月26日で終了、初代からポケモンを連れてくる道がここで途切れる
ポケモン公式が8月13日、ニンテンドー3DS向けのサービス『ポケモンバンク』を2027年2月26日(金)12時に終了すると発表した。
「まだ生きてたんだ」と「うわ、あそこに置きっぱなしだ」が同時に飛び交う告知になった。実際、3DSのオンライン機能はとっくに畳まれていて、バンクだけが例外的に残っていたサービスだ。
3DSのオンラインは2024年に終わっていた。バンクだけが残っていた
3DSとWii Uのオンラインプレイサービスは、2024年4月9日午前9時に終了している。通信対戦も交換も、そこで一斉に止まった。
ただし任天堂は当時、『ポケモンバンク』と『ポケムーバー』については終了後も引き続きオンラインで使えると案内していた。要するにバンクは、灯りを落とした建物の中で一室だけ電気がついたまま2年以上動いていたことになる。その一室がようやく閉まる、というのが今回の話だ。
消えるのは倉庫だけじゃない。初代からの通り道が閉じる
バンクは「ネット上に3000匹預けられる箱」として2013年12月25日に配信されたサービスだが、役割はそれだけではなかった。
セットで使う『ポケムーバー』は、バーチャルコンソール版の『赤・緑・青・ピカチュウ』『金・銀・クリスタル』、それにDSの『ブラック・ホワイト』『ブラック2・ホワイト2』からポケモンをバンクへ送るための専用ソフトだ。バンクからは3DSの『X・Y』『オメガルビー・アルファサファイア』『サン・ムーン』『ウルトラサン・ウルトラムーン』へ、そこから『Pokémon HOME』へ、さらに現行のシリーズへ。
つまり1996年のゲームボーイで捕まえたポケモンが、いま手元のソフトまで来られるのは、この細い一本道が繋がっているからだった。2027年2月26日にバンクとムーバーが同時に止まるということは、この道が途中で切れるということでもある。
いちばん厳しいのは「今から始められない」ところ
救出しようにも、まず入口が閉じている。
『ポケモンバンク』と『ポケムーバー』の新規ダウンロードは、3DSのニンテンドーeショップ終了にあわせて2023年3月28日9時に終わった。同じタイミングでバンクは無料になったが、無料になったのはあくまで「すでにソフトを入れてある人」の話で、そこから先は新しくダウンロードできない。
だから今回の告知で本当に動けるのは、3DS本体が生きていて、当時ソフトを入れてあった人だけということになる。押し入れの3DSを引っぱり出して充電するところから始まる作業だが、期限まではまだ約1年半ある。心当たりがあるなら、電源が入るかどうかだけでも早めに確かめておきたい。
なお『Pokémon HOME』へのひっこしにはプレミアムプラン(有料)が必要で、バンクで貯めたポケマイルポイントは引き継げない。HOMEからバンクへ戻すこともできないので、送るのは一方通行だ。
反応は「セレビィ」から始まる思い出話
告知が出てからのXでは、期限を確認する声と並んで、バンクそのものの思い出が掘り返されている。配信初日から2014年9月末までに使うと幻のポケモン・セレビィがもらえたキャンペーンの話や、そのセレビィがまだバンクに入りっぱなしだという報告が出てくる。
配信そのものも波乱含みだった。2013年12月25日に配信が始まった直後、アクセスが集中してeショップ全体が重くなり、配信が一時停止。再開したのは翌2014年1月22日で、ほぼ1か月止まっていたことになる。始まり方も終わり方も、それなりに騒がしいサービスだった。
倉庫の中身は、放っておくと出せなくなる。心当たりのある3DSは、今のうちに掘り起こしておくのが吉だ。