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『ポピーザぱフォーマー』と『アルプスの少女ハイジ』がコラボ、つながりは制作元が同じという一点だった

2026年8月12日 ・ トレンド「ポピーザぱフォーマー ハイジ コラボ グッズ ケダモノ 瑞鷹」より

アルプスの草原で花冠を編むハイジの隣に、仮面をかぶった紫色のケダモノが座っている。8月12日に公開されたコラボビジュアルの話である。

『ポピーザぱフォーマー』と『アルプスの少女ハイジ』。並べて聞いてもまず結びつかない2作品のコラボグッズが、両作品の公式アカウントから同時に発表された。クリアファイルの絵はハイジ側の水彩タッチにきっちり寄せてあり、ヨーゼフとユキちゃんの真横で、ケダモノが花輪をハイジの首にかけている。よく見ると木の陰からポピーが顔を出していて、地面にはフロッグ、ハイジの後ろにはエイリアンのグレイまで紛れ込んでいる。

なぜこの2つが並ぶのか

ポピー側の公式アカウントは以前から「ポピーザぱフォーマーとアルプスの少女ハイジは制作会社が同じなんだよ本当だよ」と、わざわざ念を押すような投稿をしていた。実際、両作品の大元をたどると瑞鷹(ずいよう)という同じ会社に行き着く。

『ハイジ』は1974年にフジテレビ系で全52話が放送された作品で、制作はズイヨー映像。総合演出が高畑勲さん、場面設定・画面構成が宮崎駿さん、キャラクターデザインが小田部羊一さんという、いま並べると豪華すぎる布陣だった。ズイヨー映像は瑞鷹エンタープライズが1972年に設立したスタジオで、権利をめぐる長い経緯を経て、現在もハイジは瑞鷹の作品として公式サイトやショップが動いている。

いっぽう『ポピーザぱフォーマー』は2000年1月から2001年12月にキッズステーションで放送された3DCGアニメで、こちらは瑞鷹の自社制作。低予算のためセリフも字幕もない4分のサイレント短編で、内容はシュールでブラックユーモア全開のドタバタギャグだ。牧歌的な名作劇場と、トラウマ製造機のような不条理アニメが、同じ会社の棚に並んでいる。

「二人とも同じ5才なんだよ」

グッズで一番効いているのはTシャツのロゴだ。ハイジとケダモノが手をつないだ絵の下に「HEIDI・KEDAMONO FUTARITOMO ONAJI 5SAI NANDAYO」と入っている。二人とも同じ5才なんだよ、である。

これが雑な後付けではないのがいい。ハイジは5歳のときにデーテに連れられてアルムの山のおじいさんに預けられる。ケダモノのほうも、ポピーの助手として設定されている年齢が5歳だ。ちなみに主役のポピーは17歳。オオカミの子どもらしいと言われつつ本当は何の動物なのか不明、という雑なところも含めてケダモノらしい。同い年という一点だけで、この二人を手つなぎで並べる強引さが、そのまま企画の面白さになっている。

発表日が「ハイジの日」だった

コラボが出たのが8月12日なのにも理由がある。

ハイジ公式によると、8と12で「ハイジ」と読む語呂合わせから、2010年に広島で「ハイジの日」が制定されたという。その記念日に、よりによってポピーを連れてくるのがなかなかの采配だ。

反応も「世界観の温度差がエグいのに、制作会社が同じって聞いた瞬間だけ妙に納得してしまうのズルい」「ケダモノはポピぱ側で数少ない良心だから、ハイジの面子に絡みにいけるのは当然っちゃ当然」「なんでポピーザぱフォーマーとハイジがコラボしてんの? どういうつながりなんすか?」と、驚きと納得が半々で並んでいた。確かにケダモノは、ポピーに散々な目に遭わされる側の常識人ポジションではある。あの草原にいても、そこまで浮いていない。

先行販売は2026年9月以降に大阪で開かれるイベントで、詳細は追って発表されるとのこと。ハイジの水彩画のなかで満面の笑みを浮かべているケダモノを見たい人は、続報を待ってみてほしい。