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さんふらわあのちいかわコラボ、船内フォトスポットがまさかの「味噌漬け」だった

2026年8月13日 ・ トレンド「さんふらわあ ちいかわ コラボ フォトスポット 味噌漬け 御船印」より

フェリー会社の商船三井さんふらわあが、8月6日出港便から『映画ちいかわ 人魚の島のひみつ』とのコラボをやっている。ちいかわにとっては初の船旅コラボだ。

船体にはでかでかとコラボのロゴが入り、船内には撮影スポットが用意されている。かわいい。かわいいのだが、乗った人が投稿した1枚が、なかなかの角度から刺さってきた。

写っているのは、壁いっぱいのパネルと、その手前に置かれた大きな味噌樽だ。フェリーの落ち着いたラウンジに、味噌の色をした樽がでんと据えられている。

「味噌漬け」は原作の島編に出てくる場面

ちいかわを読んでいない人には何のことかわからないと思うので、先に説明しておく。

原作の『ちいかわ』には「島編」と呼ばれる長いエピソードがある。2023年3月から11月まで、8か月以上にわたって連載された話だ。「簡単な討伐で報酬100倍」「島限定のラーメンとスイーツが無料」という、いま読むとどう考えても怪しいチラシに釣られて、ちいかわたちが南の島へ渡っていく。

その島で待っていたのが、およそかわいくない扱いだった。味噌漬けはそのなかの一場面で、樽に漬け込まれるという描写がファンの間で語り草になっている。島編に出てくる濃い味付けの料理や貝汁、しるこサンドが愛知県ゆかりの品ばかりだという考察も出て、当時はそちらでも盛り上がった。

今回の映画『人魚の島のひみつ』は、この島編を土台にした作品だ。7月24日に公開され、初日の興行収入9.9億円という記録的なスタートを切っている。

つまりこのフォトスポットは、映画の名場面をちゃんと再現している。再現しているのだが、選ばれたのが味噌樽だった、というだけの話でもある。

家族連れのフェリーに置かれているという事情

引用したポストには4時間で1.8万を超えるいいねがついた。反応は「コラボしてるのは知ってたけど、そこを立体化するとは思わなかった」という方向でおおむね一致している。

面白がられているのは、置かれた場所とのギャップだろう。さんふらわあは北海道や九州へ車ごと渡れる長距離フェリーで、乗っているのは家族連れやツーリングの人たちだ。そこに、原作でいちばんひやりとする場面の小道具が、記念撮影用として据えられている。事情を知らない人が通りかかったら、樽の前で子どもが笑顔で写真を撮っているだけの光景に見える。

船内装飾は航路ごとに内容が違うと公式が案内しているので、乗る便によって出会う場面も変わる。船内に隠れたちいかわたちを探して写真を撮るフォトラリーもあり、達成するとさんふらわあ限定のオリジナル御船印がもらえる。

乗った人の投稿はわりと平和

「味噌漬け」だけ切り取ると物騒に見えるが、実際に乗った人たちのポストを追うと、雰囲気はいたって穏やかだ。船体の煙突に描かれた巨大なコラボロゴを見上げた写真、コラボ仕様の客室で撮った1枚、「最高の旅でした」という感想。欠航に当たってしまい、フェリーは見られなかったけれど港のちいかわは撮ってきた、という報告もあった。

期間は10月31日出港便まで。深夜便は対象外なので、樽に会いに行くなら夕方便を選ぶ必要がある。北海道か九州へ行く予定があるなら、飛行機をやめて船にしてみるのも悪くない。漬けられはしないので安心してほしい。