「卓修羅」とは?TRPGで使われる意味・元ネタをわかりやすく解説
TRPG界隈のスケジュール帳を覗くと、何ヶ月も先までセッションの予定でびっしり埋まっている人がいる。そういう人を指して使われるのが「卓修羅」という言葉だ。
「卓修羅」とは?
卓修羅は、TRPGのセッション(=「卓」)を次々とこなす、極めて活発なプレイヤーやGM(キーパー)を指す言葉。目安として、数ヶ月先まで空いている日程がほぼ無いほど卓を詰めている人を指すことが多い。
大げさな比喩というより、実際にそう呼ばれるプレイヤーやGMがTRPG好きの間には一定数いる。1週間のうちに複数の卓を掛け持ちし、平日夜も休日も予定表がセッションで埋まっている人を見て、周りが「あの人卓修羅だ」と呼ぶ、というのが典型的な使われ方だ。
元ネタ・由来
語源は、「卓」(TRPGのセッションを指すスラング)と仏教用語の「修羅道」(争いと苦しみが絶えない世界)を組み合わせた造語とされる。「卓を修羅のようにこなす」というイメージから生まれたとみられるが、誰か1人が最初に言い出したという発端は特定できておらず、TRPGコミュニティの中で自然に広まった言葉と考えられる。
この言葉、単純な褒め言葉として使われるだけではないのが面白いところだ。はてな匿名ダイアリーには「卓修羅は誉め言葉ではない」というタイトルの投稿があり、TRPGコラムサイトにも「卓修羅なんてなるもんじゃない」と綴った記事がある。どちらも、卓修羅と呼ばれる側・呼ぶ側それぞれの実感がにじむ内容で、尊敬や驚嘆の対象であると同時に「自分の首を絞めているのでは」という自戒や心配の対象でもある、この言葉の両義的なニュアンスがよく表れている。
著名な実例としては、ホロライブ1期生の白上フブキ氏が挙げられる。KAI-YOU PREMIUMのインタビューでは「VTuber界の卓修羅が一人、白上フブキだ」と紹介され、本人も「以前は週に5卓とか、頭おかしいくらいやっている時期もありました!」とコメントしている。週5卓というハイペースぶりが、卓修羅と呼ばれる所以のわかりやすいエピソードだ。
なお、中国語圏のTRPGコミュニティにも似たミームがあるという指摘もあるが、こちらは裏取りが十分ではない。
使い方・例文
- 「今月のスケジュール、卓修羅すぎて草生える」
- 「あの人、来年の頭まで卓埋まってるらしい……完全に卓修羅だ」
- 「卓修羅は誉め言葉じゃないぞ、たまには何も予定入れない日を作れ」
関連する言葉
卓修羅は、TRPGの基本用語である「セッション」(卓)を大量にこなす人を指す言葉なので、まずそちらを押さえておくと理解が早い。プレイヤーだけでなく進行役の「GM」も卓修羅になりうる。VTuberファンなら、「ホロメン」の白上フブキ氏が卓修羅の実例として紹介されたエピソードで覚えると印象に残りやすい。