← 一覧へ 暮らし

仕事でもらったエアマックス95をじいちゃんに贈ったら、ばあちゃんが昼寝中にこっそり履かせていた

2026年8月15日 ・ トレンド「エアマックス95 じいちゃん 不吉霊二 ナイキ イエローグラデ 復刻」より

自分にとっては仕事の記念品でも、渡した先では別の使われ方をすることがあります。

投稿したのは漫画家・イラストレーターの不吉霊二さん。ナイキの仕事でもらったエア マックス 95を祖父に贈った、という短い報告です。8月14日の投稿で、8.8万いいねを超えました。

本人が知らないうちに履かされていた

1枚目は、腕を組んで椅子に座るおじいさんの写真です。白のポロシャツにベージュのスラックス、そして足元だけネオンイエローのエア マックス 95という組み合わせになっています。

面白いのは2枚目で、祖母から届いたLINEのスクリーンショットがそのまま貼られています。曰く、じいちゃんは昼寝をしていて、目が覚めたら靴を履かされていた。ばあちゃんの悪戯だと本人が白状しています。

そこからの描写がいい。「じじは覚めるや否や飛び上がりました。まるで、青年です」と続き、「写真を見て候。格好イイ青年でしょう?」と孫に確認したうえで、「早速、町内を歩き回ります」と締めています。最後の一文は「じじはジャンプが好きです。軽い靴です♪♪」でした。

昼寝から起きた瞬間に足だけ1995年になっていた人が、そのまま町内一周に出かけたことになります。

エア マックス 95は、そもそも人体がモチーフ

もらった側が飛び上がったのは悪戯のせいですが、この靴の見た目が飛び道具なのも間違いありません。

エア マックス 95をデザインしたのはナイキのセルジオ・ロザーノ。ナイキ公式の解説によると、着想の中心は人体で、シューレース部分は肋骨、ソールは背骨、メッシュのアッパーは筋繊維を意識してつくられています。解剖学の本を見ながら試作したという話まで残っています。

前足部にビジブルエアを載せたのはナイキとしてこのモデルが初めてでした。写真のおじいさんが「軽い靴です」と評しているのは、たまたま31年前の技術的な売りに触れていることになります。

撮った側の熱量も相当ある

LINEの文面をもう一度見ると、書いた祖母のテンションもかなり上がっています。「写真を見て候」と急に候文が混ざり、「格好イイ青年でしょう?」と孫に同意を求め、最後は音符を2つ付けて終わる。悪戯を仕掛けた本人がいちばんはしゃいでいる文章です。

添えられた写真も、ただ足元を写しただけではありません。片足を椅子の座面に乗せ、腰に手を当てて靴が正面から見えるように構えています。撮る人と撮られる人で事前に打ち合わせがあったとしか思えない立ち方で、寝起きの数分後にこれをやっているのが効いています。

自分が仕事でもらったものを実家に流したら、当人より周りが元気になって帰ってきた。贈り物としては、たぶん成功のほうです。現行モデルはナイキ公式サイトでも普通に買えます。