店先の無断駐輪に困っていた店主が「不穏な手書きメモ」を貼ったら、二度と置かれなくなった
店の横に、いつからか誰かのバイクが無断で停められるようになった。ある店主がその状況を投稿しています。
警察を呼ぶほどの被害でもない。かといって放っておくと居着いてしまう。そこで店主が選んだのは、注意書きでも警告シールでもなく、一枚の手書きメモをタンクに貼り付けるという方法でした。写真を見ると、文字は震えるような筆致で、内容もただの「駐輪禁止」ではありません。バイクから正体不明の何かが出て体に異変が起きている、助けてほしい。そう読める、およそ持ち主に向けた注意書きとは思えない不穏な文面がびっしり書き込まれています。結果、バイクは二度と置かれなくなったといい、投稿には4万5千を超えるいいねと260件超のリプライがつきました。
なぜ「普通の注意書き」より効くのか
無断駐輪はやっかいな問題です。私有地への無断駐輪は道路交通法の対象外で、警察が直接どかしてくれるわけではないため、対応は基本的に店舗や地主側の自衛に委ねられています。よくある対策は「◯月◯日までに移動しない場合は処分します」のような日付入りの警告シールや看板ですが、こうした正攻法の貼り紙は慣れてしまえば読み飛ばされがちです。
今回のメモも、正体は「呪い」でも何でもなく店主の創作です。ただ、バイクの持ち主からすれば、見慣れた警告文よりも「これは関わらない方がいい」と直感的に感じさせる強度があったのでしょう。実際に効果が出て二度と置かれなくなった、という結果がそれを物語っています。
似たような”強気の貼り紙”は他にもある
丁寧な注意書きより挑発的・強気なトーンの貼り紙にしたら、ポイ捨てが多発していたビルが実際に綺麗になったという事例も報告されています。読む側に「ここの管理者はちゃんと怒っている」と伝わることが、抑止につながるという見立てです。市販品にも、人の目のイラストを印刷して無断駐車やポイ捨て多発地点に貼る「見てるぞテープ」のようなグッズがあり、監視や違和感を演出する方向のアプローチは意外と定番になっています。
もちろん誰でも今日から使える手口というわけではなく、書きすぎれば近隣トラブルの種にもなりかねません。それでも「ルールを説けば説くほど無視される」現場において、一枚のメモが実効性を持ってしまったというのは、なかなか痛快な話です。