「ぼくの地球を守って」が初の実写ドラマ化、木蓮役は広瀬アリス 2027年秋にPrime Videoで世界配信
前世の記憶を共有する高校生たちの話といえば、これです。日渡早紀さんの「ぼくの地球を守って」が、初めて実写ドラマになります。8月21日、Prime Videoが発表しました。
主演は広瀬アリスさん、監督は『世界から猫が消えたなら』『思い、思われ、ふり、ふられ』などの三木孝浩さん。2027年秋にPrime Originalとして、世界240以上の国と地域で独占配信されます。
広瀬アリスが演じるのは「亜梨子」ではなく「木蓮」
発表直後の反応でいちばん多かったのが、ここへのツッコミでした。名前の響きから現世の主人公・坂口亜梨子だと思った人が多く、「亜梨子役に広瀬アリスさんってメチャ合ってると思ったら木蓮役」という声が並びました。
木蓮は前世側、つまり月基地にいた異星人の科学者のほうです。現代の東京で暮らす高校生たちが、かつて月から地球を観測していた7人の記憶を夢に見はじめる、という二層構造がこの作品の骨格なので、木蓮は物語の鍵を握る位置にいます。前世パートの主演として発表された、という読み方になります。
撮影はもう終わっている
配信は1年以上先なのに、広瀬アリスさんのコメントを読むと、撮影自体はすでに済んでいることが分かります。
「はて、私はどんな役?異星人?この規模の世界観をどうやって作るんだ!!!とハテナばかり浮かびましたが、クランクインしてセットに入って超感動しました」月基地と地球を行き来する話なので、セットの上に重ねるVFXの量も相当なものになります。撮り終えてから配信まで1年以上空くのも、そう考えると納得のスケジュールです。
三木孝浩監督のコメントも、この企画がどこから来たのかがよく分かるものでした。「映像化したい漫画はありますかと尋ねられた時、いつも答えていたタイトルがこの『ぼくの地球を守って』でした」。長年温めていた企画がPrime Videoで通った、という流れです。
原作者の日渡早紀さんは「随分昔に描かせて頂いた作品です。今、この時代に、ドラマ化して頂けるとの事で著作者本人も大変驚いております」とコメントしています。
「ぼく地球」「ぼくたま」で通じる世代がざわついた
連載は1986年末から1994年まで「花とゆめ」で、シリーズ累計発行部数は1600万部を超えます。読者のあいだでは「ぼく地球」「ぼくたま」と略され、今回の発表でもその表記でざわついていました。
映像化はこれが初めてではなく、1993年からProduction I.Gが全6話のOVAを制作しています。当時のアニメで育った層から「幼少期に人生で初めてレンタルして見たOVA作品です」という書き込みもありました。続編にあたる『ボクを包む月の光 -ぼく地球次世代編-』も別冊花とゆめで連載され、そのあと『ぼくは地球と歌う』へと続いています。
反応は素直な期待と、原作ファンならではの心配が半々でした。「大好きなコミックだからドキドキワクワク」「これがきっかけで令和世代にも広く認知されてほしい」という声の一方で、いちばん気にされていたのが「キャー」をどう出すのかという点でした。二足歩行する人間サイズのネコのような珍獣で、紫苑のそばにいた生き物です。実写でどう処理するのか、たしかに想像がつきません。主題歌にOVA版の新居昭乃さんを望む声も複数上がっていました。
キャストは現状、広瀬アリスさんの木蓮役だけが発表されています。紫苑、輪、亜梨子と、揉めそうな配役はまだこれからです。