ボールド「洗濯大名」新CMに桑田真澄とMatt、鳥の名前は「超いいとこ鳥」
ピンクの羽織にちょんまげ姿の菊池風磨さんが洗剤を推す、あの「ボールド洗濯大名」。シリーズの新作に、桑田真澄さんとMattさんの親子がそろって出てくる。桑田さんは裃を着た「大老」役で、Mattさんはピンクの鳥の被り物に大きな羽をつけた「超いいとこ鳥」役。新CM「ボールド 洗濯大名 超いいとこ鳥 近日発売篇」は9月17日から全国でオンエアが始まる。
公式Xは半日かけて「仲良し親子」を引っ張った
ボールドの公式アカウントは、9月14日の夕方にまず前フリだけを投げた。「新CM、いよいよ公開。」「今回はあのコンビが登場!?」と書いて、ヒントは「仲良し親子⚾」の一言。野球のボールの絵文字で薄々バレそうな出し方だった。
答え合わせは翌15日の朝5時すぎ。
「またまた、とんでもないCMが完成してしまいました。」に続けて、ハッシュタグで菊池風磨・桑田真澄・Mattの3人の名前が並ぶ。⚾のヒントから半日、引っ張った先にいたのは球界のレジェンドと、その息子だった。
ピンクの鳥の中身はMatt、名前は「超いいとこ鳥」
まずは30秒版を見てほしい。
舞台はいつもの大名屋敷。町人が奏でるお囃子に合わせて「さーらば♪ さらば♪」と歌いながら舞っているのが、Mattさん演じる超いいとこ鳥だ。騒ぎを聞きつけた洗濯大名が「何の騒ぎじゃ!?」と尋ねると、鳥は羽を大きく広げてポーズを決め、「超いいとこ鳥!」と名乗る。紙吹雪を払いのけながら「ちょっ、なに…?」と固まる大名の前で、鳥と町人たちは「ハイ!予洗い さらば」「つけ置き さらば」と踊り出す。
つまり鳥が「さらば」と別れを告げているのは、予洗いとつけ置きという洗濯の面倒な工程のほう。強洗浄・柔軟剤イン・消臭を一粒でまかなう新しい「ボールド ジェルボール 4D」の売りを、鳥の被り物と踊りだけで説明しきる構成になっている。名前の「いいとこ」は、ほめ言葉ではなく機能のいいとこ取りという意味らしい。
桑田真澄の役は、家老より上の「大老」
桑田さんの役は、ちょんまげに裃姿の「大老」。このシリーズには木場勝己さん演じる家老がレギュラーで座っているので、その上にもう一段えらい人が増えたことになる。江戸幕府の大老は老中の上に置かれた最高職なので、序列としてはかなり強い。
見せ場はやはり右腕で、左手にグローブをはめた大老がダイナミックな投球フォームで振りかぶり、「オキシブースト級消臭」のナレーションに合わせて腕を振り下ろす。すると周囲を覆っていた嫌なにおいのモヤが轟音とともに吹き飛んで、青空に変わる。消臭の表現を投球で片づけるCMは、なかなか他にない。
THE FIRST TIMESが伝えた撮影リポートによると、セリフや表情のニュアンスが求められる芝居のカットでは「できるかなぁ」と不安そうだったのに、投げるカットになった途端に「演技は苦手だけど、これは得意ですから(笑)」と自信満々でカメラの前に立ったという。動きづらそうな裃のまま美しい投球フォームを連発して、現場を沸かせたそうだ。
ちなみに、ジェルボールにビームを撃つ演出はこのシリーズの恒例になっている。2025年の回では松平健さん演じる太陽の精が、家老の持つジェルボールめがけてビームを発射していた。今年その役目を引き継いだのが超いいとこ鳥で、「ピィーーーー!」というけたたましい鳴き声とともに目玉からビームを出し、三方の上のジェルボールを直撃する。撃ち手だけが毎年入れ替わっていくらしい。
待ち時間のエアキャッチボールが、そのままWEBムービーになった
9月19日からは、スペシャルWEBムービーが公開される。中身はCM本編ではなく、撮影が始まるまでの待ち時間だ。衣装を着たままエアキャッチボールをする桑田さんとMattさんをドキュメンタリー風に撮り、親子のやりとりや、洗濯と家族への思いを語る姿でボールドのメッセージを表現した、という作りになっている。
このシーン、当初はグローブ無しでやる予定だったそうだ。ところが桑田さんが「一応ふたり分持ってきていますが、どうしますか?」と私物のグローブを取り出してきて、急きょそれを使うことになった。「えー、グローブをはめるのなんて久しぶり!」「キャッチボールの感覚、忘れちゃっているかも」と興奮気味のMattさんに、桑田さんが美しいフォームで第一球を投げる。撮影後、「グローブを持ってきて本当に良かったね」と声をかけたMattさんへの返事が「キャッチボールといえば、グローブだから」だったというのが、いちばん父親っぽい。
Mattの「天使になりたい」は1歳からの夢だった
派手な羽の衣装についてMattさんは、天使になりたいというのが1歳の頃からの夢で、小さい頃から羽をつけて遊んでいたし、クリスマスには必ず「天使の羽をください」と頼んでいた、と振り返っている。今回の仕事でやっと夢が叶ったという話に、菊池さんが「天使なんですかね、その羽。いいとこ鳥は天使だと」とツッコむ流れになっていた。暑がりなので羽がうちわ代わりになって、だんだん自分の羽みたいに魂が宿ってきた、とも話している。
父親の扮装についてもMattさんの感想が振るっていて、今回のパパの姿はめちゃくちゃレアで大河ドラマに出られるんじゃないか、メイク中に後ろからずっと見ていた、と語っていた。菊池さんのほうは、お互いに見合っている姿が微笑ましくて、ふたりがいるとすごく幸せな空間になるので勝手に実家に帰ってきたみたいな気持ちで撮影していた、と話している。
CMシリーズとしては、2022年に始まって以来ゲストが毎回替わってきた。2023年には川﨑皇輝さんと深田竜生さんが洗濯係の家臣役で入り、2025年には松平健さんが太陽の精。そこに今年、現役時代を知っている世代とMattを知っている世代の両方に刺さる親子が来た形になる。日用品のCMにしては配役の振り幅が大きく、同じ日用品だとNEWクレラップの新CMに就任したTHE ALFEEも相当だったので、このジャンルのキャスティングは最近わりと自由だ。
オンエア開始は9月17日から全国で、15秒版と30秒版の2本。商品そのものの情報はボールドの公式ブランドページにある。テレビで急にピンクの鳥が「さーらば♪」と歌い出したら、中身はMattさんで、隣で振りかぶっているのは父の桑田真澄さんだと思い出してほしい。