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世界一大きいハエトリソウの捕虫葉は6.6cm、ふつうの2倍以上。育てた本人いわく「自分で虫を食べられない」

2026年8月15日 ・ トレンド「ハエトリソウ ギネス世界記録 6.6cm 世界一大きい 食虫植物」より

パカッと閉じて虫を捕まえる、あのハエトリソウ。世界一大きい捕虫葉が正式に認定されて、ギネス世界記録の日本公式アカウントが発表しました。

記録は6.6cm。育てたのはアメリカ・コロラド州のジェレマイア・ハリスさんです。

「6.6cm」がどれくらい規格外なのか

ギネス世界記録によると、一般的なハエトリソウの捕虫葉は2〜3cmほど。指の第一関節くらいのサイズです。それが6.6cmとなると、単純に倍以上あります。

計測はトラップの中肋、つまり2枚の葉がくっついている蝶番側のいちばん幅が広いところで測ります。写真で見ると口の部分がやたら幅広で、閉じる前から明らかに他と違う顔をしています。

同じ記録での更新はこれが3度目です。2020年に5cm、翌2021年に6.1cm、そして今回の6.6cm。しかも前2回とは別の品種で、今回は2014年にドイツの生産者が作出した「GJ Montecore」という品種です。ハリスさんはこの品種を2020年から育てていましたが、ここまで大きくなったのは初めてだったといいます。

大きすぎる株は、自分でごはんが食べられない

面白いのが世話の話です。ハリスさんは記録の株について、ギネス世界記録にこう説明しています。この株は自分で虫を食べることができないので機嫌をとるのがとても難しい、肥料をやらないといけないが、やりすぎると助けるどころか害になる、と。

ハエトリソウはもともと栄養の乏しい湿地に生える植物で、足りない分を虫から補うという成り立ちです。その虫を自力で確保できない株が、人間の肥料のさじ加減で世界記録まで育っているのはなかなかの構図で、育てている側の手間が透けて見えます。

ちなみにハリスさんが挙げるコツは4つ。毎年植え替える、とにかく明るい光を当てる、肥料を正確に合わせる、そしてすでに大きな捕虫葉をつける実績のあるクローンから始めること。最後のひとつが身も蓋もなくて良いです。

裏庭が温室群、ハエトリソウだけで約500品種

ハリスさんは自宅の裏庭に複数の温室を構えていて、アメリカでも有数の食虫植物コレクションを持っています。ハエトリソウだけで約500品種を栽培中というのだから、規模が趣味の域を超えています。2003年に設立したコロラド食虫植物協会の会長でもあります。

食虫植物は日本でも夏になるとホームセンターや園芸店の店先に並ぶ、意外と身近な植物です。日本語圏の反応にも「ハエトリソウもギネスあるんやねぇ、にしてもデカっ」「ハエトリソウのギネスなんてあるんだ。育ててみようかな」といった声が出ていました。とはいえ倍以上のサイズを狙うとなると、温室と500品種の世界に足を踏み入れることになりそうです。