ヒロアカ1年A組が全23体フィギュア化、元ネタは“集合絵禁止令”を突破して描いた最終回前の扉絵
『僕のヒーローアカデミア』の原作者・堀越耕平が8月18日、Xに「最終回前のカラー扉絵がまんまフィギュア化されます!すごい!」と投稿しました。13万いいねが付いています。
同じ日にバンダイスピリッツが発表したのが、アニメ10周年を記念した雄英高校1年A組のフィギュア化企画です。1年A組のメンバーに、教師のオールマイトとイレイザー・ヘッド、普通科から編入した心操人使を加えた全23体。2027年からクレーンゲームの景品として順次登場します。
元になったのは2024年の巻頭カラー
堀越が言う「最終回前のカラー扉絵」は、2024年7月29日発売の週刊少年ジャンプ35号に載ったものです。表紙と巻頭カラーを飾った第429話の描き下ろしで、連載10周年を記念して1年A組と相澤消太、オールマイトが正装で並んだ集合イラストでした。翌週の36・37合併号で連載は最終回を迎えています。
公開されたフィギュアのビジュアルを見ると、緑をアクセントにしたスーツ姿の23人が、緑色のソファを囲むように立ったり座ったりしています。あの扉絵の構図がそのまま立体に置き換わっている、という意味の「まんま」です。全部そろえると1枚の絵が完成する売り方なので、23回引くまで終われないタイプのやつでもあります。
「集合絵禁止令」を半ば強行突破していた
堀越の投稿に添えられていたのは、いつもの鉛筆描きのイラストです。「すごすぎフィギュア」の見出しの下で、扉絵と同じスーツ姿の轟と出久が「クラス写真のやつだね轟くん!!」と喜んでいます。
面白いのは下半分で、描いていた当時のことが説明されています。当時は編集部から集合絵の禁止令が出ていたものの、「最後だし描かせて下さい」と半ば強行突破して描いた思い出があるのだそうです。そのうえで「作者からするとそういう思い出ものった商品化です。嬉しい!」と書いています。
さらに小さい注釈で「※ちゃんとスケジュールを守っていればこんなもの出ません」とも添えてあります。イラストの中では机に向かう作者の後ろに編集者が立ち、「間に合うんですよね?」と迫っている。23人ぶんの人物を1枚に描く作業が締め切り前にどれだけ重いのか、線の少ない落書きのほうがかえって伝わってきます。
堀越はこの後に「あホントだ轟くんの指が!すごい!」とも投稿していて、こちらにも8万を超えるいいねが付きました。扉絵の轟は人差し指を1本立てたポーズで、その細部までフィギュアに拾われていたようです。
連載10周年の絵が、アニメ10周年で立体になる
もともとこの絵は連載10周年を祝って描かれたものでした。それがアニメ10周年の企画で立体化されるので、10周年の絵が2年後の別の10周年に使われたことになります。ヒロアカは原作連載が2014年開始、アニメ放送開始が2016年なので、記念の年が2年ずれて2回来るという仕組みです。
A組全員が同時にフィギュアのラインナップにそろうのは今回が初とのことです。
一方で、Xの反応は喜びと計算が半々でした。「23体はいくらなんでも厳しいよーー」「揃えたいけどプライズ、どれくらいのペースで出るのか」といった声のほか、「ディアゴスティーニ集めてる気分になりそう」という感想も出ています。全部そろえて初めて1枚の絵になる仕様なので、途中でやめると誰かが1人だけ欠けた集合写真が手元に残る。クレーンゲームの景品として2027年に順次登場するという条件も含めて、財布と腕前の両方が試されます。
特設サイトは毎月16日の「ヒーローデー」に更新される予定で、次は9月16日に開発の裏側を追ったムービーが出ます。まずはそこで、23体それぞれの顔がどこまで扉絵に寄せられているかが見られそうです。