古本屋の万引き警告POPが振り切れてる 「捕えません」からの一文に爆笑が広がる
万引き防止の貼り紙といえば、たいてい「警察に通報します」と厳しめに書いてあるものです。ところが奈良にある古本屋が掲げた一枚は、方向性が完全に振り切れていました。「捕えません」から始まる警告文が18万いいねを超えて拡散しています。
「捕えません」の続きが強すぎる
投稿したのは、奈良県大和高田市にある「じゅにあの古本屋」の公式アカウント。昭和レトロやサブカルに特化した古本屋さんです。店内に貼られた手書きのPOPには、赤と黒のマーカーでこう書いてありました。
要約すると、「万引きを見つけても、その場では捕まえない。代わりに防犯カメラの映像から顔をアップにした画像と犯行の一部始終を、各種SNSに週1ペースで載せます」という内容です。ご丁寧にXとInstagramのフォロワー数まで併記されていて、本気度がうかがえます。
オチは自虐だった
普通ならここで「怖い店だな」で終わるところですが、この貼り紙には強烈なオチが用意されていました。最後に大きく書かれていたのは「店長は承認欲求に魂を売った人間です」のひと言。しかも赤い二重線でしっかり強調してあります。
抑止のはずが、いつのまにか店長自身のSNS運用への情熱表明になっている。この自虐で全部を笑いに変えてくる構成が見事で、「防犯なのか宣伝なのか分からない」「魂を売った宣言で笑った」「これは万引きする気失せる」と反応が集まりました。怖がらせるより、笑わせて記憶に残すほうが結果的に効くのかもしれません。
手書きPOPで個性を出す古本屋
じゅにあの古本屋は2024年4月に開店した比較的新しいお店で、昭和の香りがする本やサブカル系の品ぞろえで知られています。今回の警告文に限らず、手書きのPOPやSNS発信で店の空気感を出すのが上手な一軒です。
もちろん万引きは立派な犯罪で、小さな古書店にとっては死活問題です。だからこそ、堅い注意書きではなく笑いをまぶした一枚で「見てるよ」と伝えるやり方に、同業者や本好きから「センスある」と支持が集まりました。奈良に立ち寄る機会があれば、あの伝説の貼り紙を拝みに行ってみたくなります。