「こち亀」203巻の内容は全16編、両さんがAI企業のCEOになる
『こち亀』203巻が10月2日に出た。中身は全16編で、両さんがAI企業のCEOになる話も入っている。
前の202巻が出たのは9月4日なので、1か月も空いていない。202巻は201巻から約5年ぶりの新刊だったから、待たされた分を一気に取り返すようなペースだ。
203巻に入っている話
集英社の書誌ページのあらすじは、こう始まる。
両さんがAI企業のCEOになったり、配信者としてバズったり、亀有に「こち亀記念館」が爆誕しちゃったり!?
両さんがAIの会社を率いると聞いただけで、長年の読者ならどう転ぶかなんとなく想像がつく。題材はAIでも、主役はいつもの両さんだ。
配信者の話も同じ系統だ。昔から流行りものに真っ先に飛びつく人なので、配信でバズる両さんはむしろ違和感がない。
16編のうち11編はリミックス限定
あらすじには「リミックス限定掲載エピソード11編を含む、バラエティ豊かな計16編」とある。16編のうち11編は、これまでリミックス版にしか載っていなかった話ということになる。
コンビニなどで出るリミックス版まで追っていなかった人には、16編中11編が単行本で初めて読める話になる。
こち亀記念館は本当にある
あらすじの「こち亀記念館」には、わざわざ「※実際にOPENしてます」と注釈が付いている。漫画の中の話だと思って読むと、亀有にこち亀記念館が実在していて驚く仕組みだ。
作中で開館した施設が現実にもある、という作品と現実の行き来は、50年続いた『こち亀』ならではの遊び方だと思う。
50年前の中川がおかしい
発売日の昼には、読んだ人の感想も流れてきた。現在の秋本治先生が描いた「50年前の中川」に笑ったという投稿だ。
添付されたコマには両さんが2人いて、片方が「中川撃て!!」と叫ぶと、中川はもう1人の両さんに迷わず銃口を向けている。投稿者も「確かに引き金は軽かった」と認めつつ、それにしてもやりすぎだとツッコんでいる。
どの回に出てくるコマなのかまでは、投稿からは分からない。203巻を読みながら探してみてほしい。
全コマ検索は160巻まで広がった
同じ10月2日には、50周年記念サイト「こち亀オンライン」の全コマ検索で見つけたコマをシェアした投稿も伸びていた。
全コマ検索は6月18日に公開された機能だ。セリフを2文字以上入れると、そのセリフが出てくるコマを表示してくれる。
ITmedia NEWSの記事によると、公開時に検索できたのは単行本の1~100巻だった。「#95巻8話」のように巻数と話数を入れて探すこともでき、見つけたコマは巻数と話数入りの画像としてXに投稿できる。
いまのサイトの説明文は「現在160巻分を収録済み!最終的には全203巻分を収録予定!」になっている。公開時の100巻から60巻ぶん増えていて、最後は今回の203巻まで入る予定だ。
200巻で終わったはずの作品
『こち亀』は連載中に単行本が全200巻まで出て、2016年に「最も発行巻数が多い単一漫画シリーズ」としてギネス世界記録に認定された。累計発行部数は1億5000万部を超えている。
連載終了後の2021年に201巻が出て、コミックナタリーが報じたとおり、2026年9月に約5年ぶりの202巻が出た。そして10月に203巻と続いている。
アニメも2027年に新作「新こち亀」の放送が控えている。200巻で区切りがついた作品が、50周年の年にまた巻数を伸ばしているのが面白い。
両さんがCEOになる話、気になったら203巻で読んでみて。