← 一覧へ クルマ

「前の車、古すぎ」と驚いた撮影者の愛車も戦前のロールスロイスだったというオチ

2026年8月11日 ・ トレンド「戦前 ロールスロイス ダービーベントレー 公道 車検 旧車」より

信号待ちの交差点で撮った、なんてことのない1枚の写真が5万いいねを集めました。理由は、撮影者自身がその場では気づいていなかった「オチ」にあります。

「前の車、古すぎん?」と思ったら

投稿したのは@WcCartneyさん。前を走るダークブルーのクーペを見て「前の車凄い…。あんなに古い車でも公道走れるの…??」とツイートしました。

写真をよく見ると、フレームの手前、つまり撮影者自身の車のボンネットとフェンダーが写り込んでいます。そのボンネットの先端に立っているのは、翼を広げた女性像。ロールスロイスのシンボル「スピリット・オブ・エクスタシー」、通称フライングレディです。つまり「古い車だ」と驚いている本人の愛車も、れっきとしたロールスロイスだったわけです。

リプ欄が総ツッコミ

この矛盾に最初に気づいたのはリプ欄でした。「前の車古いー、って言ってる撮影者の車もロールスロイスっていう約100年前のモデルの車で、傍からしたら『いやお前もじゃい!』って感じ」という指摘に、多くの人が笑いました。別のユーザーからは「前の車はダービーベントレーに見えるけど、撮影者の車はロールスロイスの何て車種?」という考察も飛び出し、車好きたちが2台の年式や車種の特定で盛り上がる展開になっています。

ダービーベントレーとは

リプで名前が挙がった「ダービーベントレー」は、ロールスロイス傘下となったベントレーが1933〜1939年にダービー工場で作った3.5〜4.25リッター級モデルの通称。生産台数はおよそ2,400台強しかない希少車で、静かで力強い走りから「サイレント・スポーツカー」と呼ばれた。写真の前の車がこれと同一かどうかは断定できないが、フェンダーが独立した戦前らしいシルエットは特徴と一致している。

ちなみにスピリット・オブ・エクスタシーの像がロールスロイスの正式マスコットになったのは1911年ごろ。彫刻家チャールズ・サイクスが手がけたこの像を乗せた車を、令和の交差点で信号待ちさせている光景自体、なかなか見られるものではない。「前の車が古い」と驚く前に、まず自分の後ろ姿を確認したほうがいいのかもしれない。