「あんこバタぁ!?」がどう聞いても「あんたバカぁ?」、アスカ声優・宮村優子のあんバター食べ比べ
タイトルを見た時点でだいたい勝ちが決まっている動画がある。8月21日に投稿された「アスカ声優・宮村優子、あんこバターを食べるたびに『あんこバタぁ!?』って言います」がそれで、本人のXでの告知が9万5000件を超えるいいねを集めた。
ひと口ごとに「あんこ、バタぁ!?」
企画そのものは、あんこバターを使ったパンやスイーツを机いっぱいに並べて食べ比べる、というごく普通の食レポだ。約24分ある。
ただし食べるのが宮村優子さんなので、ひと口ごとに例のイントネーションが飛んでくる。公式の説明文にも「ひと口食べるたびに飛び出すのは、どこか聞き覚えのある『あんこ、バタぁ!?』のひと言…!」と書いてある。狙ってやっている。
元ネタとはカナ2文字しか違わない
言うまでもなく元ネタは、1995年放送の『新世紀エヴァンゲリオン』で宮村さんが演じた惣流・アスカ・ラングレーの「あんた、バカぁ?」だ。
並べてみると近さがよくわかる。
- あんた、バカぁ?
- あんこ、バタぁ!?
「あんた」の3文字目が「こ」になり、「バカぁ」の2文字目が「タ」になっただけ。カナ2文字しか動いていない。しかも「あんこバター」は日本語として普通に存在する食べ物の名前なので、言い換えた感じがまったくしない。ここまで条件がそろっている食材もそうそうない。
宮村さんは『名探偵コナン』の遠山和葉役でも知られる。声を聞けば誰の声かわかる人が、その声のまま食パンにあんことバターを乗せて食べているだけの動画である。
そもそもあんバターは名古屋から来たらしい
ついでに背景も調べてみた。あんことバターを合わせる食べ方の源流は、名古屋の小倉トーストにさかのぼるとされている。
1921年(大正10年)ごろ、名古屋・栄にあった喫茶店「満つ葉」で、バタートーストをぜんざいに浸して食べる学生の姿を見た店主が、最初から餡をのせて出すようにしたのが始まりという説が広く紹介されている。100年前の学生の食べ方が、いまコンビニのあんバターサンドまでつながっているわけだ。
近年のあんバター人気については、コメダ珈琲の小倉トーストに影響を受けて2017年ごろ韓国で火がつき、それが日本に逆輸入されたという見方もある(東海テレビの検証記事)。
「あんバター見るたびにアスカが再生される」
反応も素直だった。「もう今後あんバター見るたびに、脳内でアスカが再生される呪いにかかった」「息できんくなるくらい笑った」「動画タイトルで気になって開いちゃうじゃん」といった声が並んでいる。
「様々な投稿で話題になっていた『あんこバタぁ!?』が宮村優子公式でもついに聴けるとは」という書き込みもあり、ファンの間では以前から言われていたネタを、本人が公式に回収した形らしい。ネットのいじりを本人が上書きしにくると、だいたい本人が一番強い。
イベント情報などは宮村優子さんの公式サイトに出ている。次にコンビニであんバターサンドを見かけたら、たぶん頭の中で再生されるので覚悟しておいてほしい。