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「装備」が英語だと“Equipment”…ゲーム翻訳者が語る“日本語の圧縮効率”がすごい でも中国語はもっと短かった

2026年6月25日 ・ トレンド「日本語の圧縮効率」より

ふだん何気なく使っている日本語ですが、実は「少ない文字数でたくさんの情報を詰め込める」、かなり燃費のいい言語なのだそうです。きっかけは、ゲームの海外向けローカライズ(翻訳)を手がける桜花一門(@oukaichimon)さんの一言でした。

たとえば、漢字でたった2文字の「装備」。これを英語にすると「Equipment」と、一気に9文字に膨れ上がります。日本語に合わせてボタンやメニューのUIを作り込んだあとで英語やドイツ語に差し替えると、訳文が長すぎて枠からはみ出してしまう。ゲーム開発の現場では、そんな“文字あふれ”との戦いが日常茶飯事なのだとか。

5千万文字で実測したデータも登場

「言われてみれば」と思う話ですが、これをきちんと数字で示した人もいました。約5千万文字ぶんのゲームテキストを使い、日本語とヨーロッパ各言語の「横幅」を実測して比較したデータです。

同じ内容を表示するのに、日本語がいかにコンパクトに収まっているかがひと目でわかります。「140文字で表せる情報量が、英語に比べて圧倒的に多い。和歌や俳句のような、限られた字数で言葉遊びをしてきた文化とも相性がいい」と、SNSの文字数制限と結びつけて語る人もいました。

上には上が…中国語は「2文字」で足りる

もっとも、「日本語最強」かというと、そう単純でもないのが面白いところ。中国語から日本語へ翻訳しているという人からは、こんな声が上がりました。「中国語は2文字あればほぼ意味が伝わってしまうので、UIも非常に小さい。むしろ日本語にするときカタカナ語を使いたくても、長くて入りきらないことが多い」。

漢字という“圧縮装置”を突き詰めていくと、日本語より中国語のほうが上手だった、というオチ。同じ場面を表示するだけでも、言語ごとにこれだけ事情が違う。私たちが普段プレイしているゲームの裏側では、翻訳者たちが今日も1文字単位の調整に頭を悩ませているのでした。