新築の住所が「パルテノン新田」、名付け親自ら「恥ずかしい思いをしてほしい」と宣言
真新しい外壁に、堂々と取り付けられた金属プレート。そこに刻まれているのは「パルテノン新田」の5文字だった。
「恥ずかしい思いをしてもらいたい」と自ら宣言
投稿したのは、この建物を手がけたとみられるアカウント。写真とともに、こう綴っている。
古代ギリシャの神殿を思わせる「パルテノン」と、いかにも日本の住宅地らしい「新田」の組み合わせ。しかも名付け親自身が「入居者には住所を書くときに恥ずかしい思いをしてもらいたい」と、狙ってやったことを堂々と明かしている。誰かを困らせる悪意ではなく、自分の作品に自分でツッコミを入れる自虐に近い。
実は「にった」ではなく「しんでん」
写真を見た人の間で話題になったのが読み方だ。「新田」は地名としては「にった」と読まれることが多いが、この物件がある土地の「新田」は「しんでん」と読む。武蔵新田駅(東急多摩川線)や小島新田駅(京急大師線)のように、同じ漢字でも読み方が分かれる地名は全国にあり、うっかり「パルテノンにった」と読み間違える人も出そうだ、という指摘も上がっていた。
「住むなら誇りたい」の声も
投稿には「住所欄に書けるの、逆に誇らしい」「毎日ギリシャ気分が味わえて最高」「電話で住所を言うのはちょっと恥ずかしいけど、それも込みで愛着が湧きそう」といった反応が相次いだ。中には「宮城県にはすでにあるよ」と、仙台の実例を写真付きで教える人もいた。
奇妙な物件名は昔から不動産業界の名物ネタで、生き物系やダジャレ系、漫画ネタなど全国に事例がある。「パルテノン新田」もその系譜に連なる一軒として、しばらくはSNSで語り継がれそうだ。