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空に虹色の「彩雲」が出現 雲研究者がおすそわけした“吉兆の雲”の正体とは

2026年8月1日 ・ トレンド「彩雲 とは 荒木健太郎 吉兆 虹色の雲」より

空を見上げたら、雲の一部がパステルカラーに染まっていた。そんな不思議な光景「彩雲(さいうん)」の写真が話題です。投稿したのは雲研究者の荒木健太郎さん。「吉兆といわれる彩雲をおすそわけです」というひと言とともに、鮮やかな虹色の雲が共有されました。

雲が虹色に染まる「彩雲」

まずは実際の写真を見てみてください。ピンク、水色、黄緑が溶け合うように広がっていて、絵の具を垂らしたような美しさです。

投稿したのは、気象庁気象研究所で主任研究官を務める荒木健太郎さん。雲を愛する研究者として著書やSNSでの発信が人気で、映画の気象監修も手がける専門家です。その荒木さんが「おすそわけ」と表現するあたりに、彩雲を見つけたときの高揚感がにじんでいます。

「吉兆」と呼ばれてきた理由

彩雲は昔から瑞雲(ずいうん)や慶雲(けいうん)とも呼ばれ、縁起のいいもの、良いことが起きる前触れとして大切にされてきました。めったに見られない鮮やかなものに出会えると、思わず「なにかいいことあるかも」と感じてしまうのは、今も昔も変わらないようです。

仕組み自体はれっきとした気象現象です。太陽の光が雲に含まれる細かい水滴のふちで回折し、光の波長(色)ごとに曲がり方が変わることで、虹のように色が分かれて見えます。雲粒の大きさがそろっているほど、色は鮮やかにくっきり出るそうです。

意外と身近に見つかる

「一生に一度の奇跡」というほどレアではないのも、彩雲のうれしいところです。ポイントは、太陽の近くに浮かぶ薄い雲を探すこと。うろこ雲(巻積雲)のような上層の薄い雲が太陽のそばにあるときが狙い目とされています。

ただし太陽を直接見るのは目を痛めるので、建物や手で太陽をさえぎって、そのすぐわきの雲をチェックするのがコツです。スマホでも十分きれいに撮れます。荒木さんのおすそわけをきっかけに空を見上げる人が増えたようで、「さっき自分も見つけた」という報告も続きました。暑い日が続きますが、ふと空を見上げる習慣、ちょっとよさそうです。