「診断後」が「死んだンゴ」に誤変換、インフル疑いで休む連絡が意味まで通ってしまった
体調を崩したので明日休ませてください、という連絡。文面は完璧な敬語で、時間外に送ることへのお詫びまで入っている。その真ん中に一行だけ、こう書いてある。
「明日、病院で死んだンゴ、症状を確認でき次第、またご連絡いたします」
投稿したのは、わたすけさん(@WATASUKEDAYO)。社用携帯を会社に置いてきていたため、私物の端末から営業担当へ休みの連絡を入れたところ、「診断後」と打ったはずの部分が「死んだンゴ」で送信されていた、という話です。8月26日夜の投稿で、いいねは4万6千を超え、「死んだンゴ」がYahoo!リアルタイム検索の急上昇ワードに入りました。
「しんだんご」は本当に同じ読み
種明かしは単純で、「診断後」も「死んだンゴ」も読みが しんだんご です。「しんだんご」と入力して変換すると、ふつうは「診断後」が出る。ただし過去に「死んだンゴ」と打ったことのある端末では、日本語入力の学習によってそちらが変換候補の上位に居座ります。私物のスマホから送ったという状況が、そのまま原因になっているわけです。
引用欄でも「普段から死んだンゴを使ってないと誤変換されないとは思われちゃう」と指摘されていて、まさにそこが笑いどころになっています。会社の端末なら絶対に起きなかった事故が、私用の端末に乗り換えた一回で出た。
意味まで通ってしまうのが一番まずい
この誤変換が刺さったのは、読みが同じだからだけではありません。文脈のほうも成立してしまっているからです。
元の文面には「現在37.7℃の発熱があり、インフルエンザの可能性もあるため」とあります。そこへ「明日、病院で死んだンゴ」。インフルで受診に行った本人が病院で力尽きた、という一行として読めてしまう。「インフルで死んだンゴと、インフルの診断後でちゃんと掛かってるから余計おもろい」という感想が出ていたのは、そういうことです。
ふつうの誤変換なら、受け取った側が「ああ打ち間違いだな」で流せます。今回は意味が通るぶん、一瞬「なんて書いてある?」と読み返させる時間が発生する。そこがつらい。
「終わった」に対して「まだいける」の声が集まった
本人は投稿の中で「もう今月で契約終了です」「はー…終わったんだ俺」と落ち込みモードでしたが、リプライや引用の空気はほぼ全面的に励ます側でした。
- 「診断後→死んだンゴって誤字した程度じゃ終わらん。ただただ爆笑されて終わる」
- 「『死んだンゴ→診断後 失礼しました』とでも送っておけば大丈夫」
- 「死んだンゴを知ってる人ならお仲間だし、知らない人なら面白い誤変換だなでスルーしてくれる」
なんJ由来のネタなので、元ネタを知っている返しも並びました。定番の受け答えである「グエー死んだンゴ」「成仏してクレメンス」がそのまま飛んでくるあたりは、ネットスラングの世界の作法という感じがします。心配されていたのは誤変換そのものより、この投稿が伸びすぎて会社の人にアカウントが見つかるほうでした。
予測変換は、いちばん見られたくない相手の前で牙を剥く
同じ事故は誰にでも起きます。仕事の連絡で「よろしくお願いします」を打とうとして絵文字だらけの候補が出る、取引先の名前を打ったら前に検索した別の何かが出る。日本語入力は使った言葉を覚えるので、覚えさせた記憶がない言葉ほど不意に出てきます。
対策らしい対策があるとすれば、仕事の連絡は送信前に一度読み返す、それだけです。それか、ふだんから「死んだンゴ」と打たない生活を送るか。
なお本人はこのあと病院に行ったはずなので、その診断後の結果が気になるところです。