小3娘の漢字の宿題、「詩を味わう」のはずが1文字違いで物騒な言葉に
小学校の漢字ドリルには、たまに一文字の勘違いで文章が急展開してしまう罠が仕掛けられている。8月上旬、小学3年生の娘を持つ父親がXに載せた宿題プリントの写真が、その罠にはまった一枚として18万いいねを超えて拡散した(元の投稿は現在見られなくなっている)。
問題は「次の言葉を、漢字で書きましょう」。読み仮名の「し」に続けて「あじわう」と書く欄が並んでいて、正解は同音異義語の「詩」だ。「詩を味わう」、つまり詩を鑑賞するという意味の言葉になるはずだった。
ところが娘が「し」の欄に選んだ漢字は「死」。結果として出来上がった言葉は「死を味わう」。文字だけ見ればホラーか哲学書のワンフレーズのような仕上がりになってしまった。すぐ隣には「しんせつな」(親切な)という別の設問も並んでいて、そちらは無事に正解している分、「詩」だけがピンポイントで踏み抜かれた形だ。
大人でも「詩」にすぐ辿り着けない
リプライには、正解の「詩を味わう」に辿り着くまでかなり時間がかかった、と打ち明ける大人のものもあった。「しをあじわう」と耳で聞いて、まず「死」が浮かんでしまう。言われてみれば「詩」だと分かるのに、そこまでの距離がけっこう遠い。
理由のひとつは、日常で「詩」を使う場面の少なさだと思う。「死」はニュースにも漫画にもゲームにも毎日のように出てくるが、「詩」を自分で書く機会は、大人になるとほとんどない。変換候補として頭の中で上に来るのがどちらか、という勝負になると、「死」が勝ってしまう。
子供の漢字誤答は鉄板ジャンル
子供の書き取りミスを親がXでシェアするのは、実はSNSの定番ネタのひとつだ。「きんじょ」を漢字で書かせたら「金魚」になっていた、という誤答が130万表示超えのバズを呼んだ例もある。同音異義語や、耳で覚えた読みが先行してしまう年頃ならではの取り違えは、見ている側も「ああ、あるある」と苦笑いできる安心感がある。
今回の「死を味わう」も、字面だけ見れば穏やかではないが、正体は微笑ましい書き取りミスだ。次にこの言葉に出会ったとき、今度は「詩」が先に出てくるだろうか。大人のほうも、ちょっと怪しい。