「金なし貧乏人にお知らせ!」居酒屋の貼り紙が振り切りすぎと話題 鶏ヤローの“ポテト食べ放題”告知、AIっぽい鶏キャラも妙になじむ
「金なし貧乏人にお知らせ!」。そんな一文で始まる居酒屋の貼り紙が、X上で「尖りすぎ」と話題になっている。ロケットニュース24のライター、フードクイーンこと世界の佐藤さん(@Foodqueensatou)が「すごいこと書くなあ」の一言とともに投稿した写真には、サングラスをかけた鶏のキャラクターが指を突きつけるイラストとともに、勢いのある煽り文句が並んでいる。
ポテト食べ放題を“お恵み”のように告知
貼り紙の文面はこうだ。「金なし貧乏人にお知らせ! 飲み放題で入った貧乏人にポテト食べ放題あげるよ! お腹いっぱい食えよ!! 遠慮すんな! ガツガツいけ! それゆけ!鶏ヤロー!」。要は「飲み放題を頼んだ客には、ポテトのおかわり自由もつけます」という、よくあるサービス告知のはずなのだが、言葉選びが完全にケンカ腰である。とはいえ中身は太っ腹な話で、実際この手のコースは飲み放題込みで2,000円台からと格安なことが多い。
投稿はTogetterでもまとめられ、「図太いメンタル」「帝愛グループみたい」(漫画『カイジ』の高利貸し組織になぞらえたコメント)といった反応が寄せられた。さらに指摘されているのが、鶏のイラストが生成AIっぽいタッチなのに、店の空気感に妙になじんでいるという点。狙って作ったにしては振り切れすぎているし、外注にしては愛が伝わってくる、という絶妙な塩梅がツボにはまったようだ。
「それゆけ!鶏ヤロー!」は煽り仕込みの常連
貼り紙の主は、格安焼き鳥居酒屋チェーン「それゆけ!鶏ヤロー!」。運営元の株式会社鶏ヤローは2012年に埼玉・松原団地駅前の1号店からスタートし、現在は関東を中心に全国80店舗以上を展開する。レモンサワー50円、ハイボール99円といった破格の価格設定で知られ、平均客単価は2,000円ほど、1人あたり8〜9杯飲むというデータもある。
実はこのチェーン、煽り気味の貼り紙は今回が初めてではない。大宮の店舗ではかつて「店前ゲロ罰金」という看板を掲げたこともあり、Togetterのコメント欄でも「またやってる」と既視感を語る声が見られた。テキーラを飲むと鳴らせるボタンや、店内で使える水鉄砲など、SNSで拡散されやすい仕掛けを繰り返し投入してきた店でもある。
煽られてもなぜか行きたくなる不思議
「バカにされてる気もするけど腹は減る」というのが、この貼り紙に対する大方の反応らしい。挑発的な文面のわりに、内容は単純に「たくさん食べて飲んでいってね」という歓待そのもの。憎まれ口とサービス精神のギャップが、居酒屋という業態の親しみやすさとかみ合って、ちょっとした名物ポスターになっている。次にこの看板を見かけたら、素直に「ガツガツ」いってみるのもよさそうだ。
参考: Togetterまとめ