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『ワンダンス』のアニメが下手と言われた翌日、原作者本人が手描きアニメを投稿してファン騒然

2026年8月8日 ・ トレンド「ワンダンス 珈琲 手描きアニメ 作者本人」より

聴覚障害のあるダンサー・湾田光莉の物語を描く漫画『ワンダンス』は、コマの静止画なのに「音が聞こえる」とまで評されるダンス表現が持ち味の作品だ。ところがそのアニメ版は、ダンスシーンにモーションキャプチャを使ったCGが硬く見えると評判が芳しくない。会話シーンも止め絵が多く、原作のビート感が薄れたという声がファンの間でくすぶっていた。

そんな空気の中、原作者の珈琲先生が突然こんなツイートを投稿した。

「手描きアニメに挑戦してみました」。それだけの短いコメントだが、動画の中でキャラクターが自在に踊る様子は、CGのぎこちなさとは対照的な躍動感がある。この投稿だけで約29万いいねを集めた。

「この人に任せた方が」の直後に判明した正体

反応が面白いのはここからだ。この動画を見たあるユーザーが「ワンダンスのアニメこの人に任せた方が良かったやろって思ったらまさかの作者本人」と引用RTし、これも約19万いいねを集めて拡散した。

冗談めかしたツッコミに見えるが、これは正真正銘の事実だ。珈琲先生は2019年から『ワンダンス』を連載し、2020年には別作品『のぼる小寺さん』が実写映画化もされているベテラン漫画家。つまり「もっと上手い人に頼めば」という願望が、まさかの原作者本人の手によって実現してしまったという二重オチになっている。

アニメが「合わない」と言われた理由

アニメ版への不満の中心は、ダンスシーンでモーションキャプチャのCGをほぼそのまま使い、カメラワークや演出の作り込みが薄いと感じられた点にある。原作ではコマ割りと効果線だけで踊りのリズムを表現していたのに、映像になった途端そのグルーヴが失われたという評だ。会話パートも止め絵が続くところがあり、「静止画の漫画の方が動いて見える」という皮肉な感想まで出ていた。

その落差があったからこそ、原作者自らの手描き映像は「これが見たかったやつだ」と刺さった。ファンからは「本当はこういうアニメにしたかったんだろうな」という声のほか、「予算がないから低クオリティですみません、が通用しない証拠を出されてしまった」という指摘も出ている。手描きアニメーションは一般にCGより制作コストがかさむとされるだけに、原作者の一枚がそのまま制作側への無言の皮肉になってしまった格好だ。

漫画家自身が「趣味の延長」で投稿した動画がアニメ制作陣への評価を塗り替えてしまうというのは、なかなか起きない出来事。次に珈琲先生が筆を執るのはどんなシーンか、次回作にも注目したい。