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八重洲ブックセンターが東京駅前の元の場所へ、新ビルの名前は「YAESU CORE」に決定

2026年8月24日 ・ トレンド「YAESU CORE 八重洲ブックセンター」より

三井不動産などが東京駅八重洲口で進めている再開発「八重洲二丁目中地区第一種市街地再開発事業」の施設名称が、8月24日に「YAESU CORE(ヤエス コア)」に決まったと発表されました。

見どころはビルの規模より、商業ゾーンの出店計画のほうです。ここに、2023年3月末で閉店した八重洲ブックセンターの新店舗が入る予定になっています。

43階建て、劇場もバスターミナルも入る

まず建物のスペックから。東京駅から徒歩圏の一等地に、延床面積約39万m²の塊が建ちます。

インターナショナルスクールには体育館とプールと屋外運動場まで入るとのことで、1棟の中で通学と通勤と観劇と長距離バスの発着が完結します。事業には三井不動産のほか、鹿島建設、住友不動産、都市再生機構、阪急阪神不動産が参画しています。

44年やっていた本店は、この工事のために閉じた

八重洲ブックセンター本店が開いたのは1978年9月18日。鹿島建設の社長・会長を務めた鹿島守之助が1975年に亡くなったあと、「どんな本でもすぐ手に入るような書店が欲しい」という遺志を受けて、赤坂へ移った同社の旧本社跡地に建てられた書店でした。当初は世界一の売り場面積という構想でしたが、書店業界の団体から反対が出て、売り場面積を半分にして開業した経緯があります。それでも在庫は120万冊ともいわれ、都心の大型書店の先駆けとして扱われてきました。

その本店が営業を終えたのが2023年3月31日。44年の歴史に幕、と各紙が報じたわけですが、閉店の理由が今回の再開発そのものです。2024年6月には東京駅構内の「グランスタ八重洲」に仮の店を出して、看板だけは八重洲に残していました。

そして跡地に建つビルの名前が決まり、そこに新店舗の出店計画が載りました。ついでに言えば、創業のきっかけになった鹿島建設は、今回の再開発にも参画事業者として名前を連ねています。だいぶ回りくどい引っ越しですが、閉店から6年で元の場所に戻ってくるという話です。

竣工は2029年1月末

注意点として、2029年1月末はあくまで建物の竣工予定です。書店を含む商業ゾーンがいつ開くか、どのくらいの規模になるかは、まだ発表されていません。

とはいえ「跡地の再開発ビルに入る予定」という何年も前からのふわっとした話に、名前と階層構成がついたのが今回です。最後の日に本店へ足を運んだ人にとっては、残りの待ち時間がようやく数えられるようになった、くらいには前進したニュースだと思います。