「これ毒かも 間に合え間に合え」の元ネタはジェラードンの雪コント
元ネタはジェラードンのコント動画「人生初の雪に触れて、死を覚悟するバカ」です。雪を見たことがない男が、手に付いた雪を毒だと思い込んで大騒ぎします。
公開は2022年2月10日なので、4年前の動画です。2026年9月になって切り抜きがXで回り、いきなりミームになりました。
「これ毒かも」とは?
危ないと思い込んだものに触ってしまった(かもしれない)ときの、大げさなパニックを表すセリフです。よく「間に合え間に合え!」とセットで使われます。
ニコニコ大百科では、危険だと思い込んだものに触れてしまった状況などを指して使われる、と説明されています。本当に危ないものより、どう見ても無害なものに対して使うほうが笑えます。
元ネタはジェラードンの雪コント
動画はジェラードンの公式YouTubeチャンネルに上がっている9分29秒のコントです。出演はアタック西本さん1人だけで、「バカすぎる男シリーズ」の1本にあたります。ジェラードンは動画を出した当時はトリオでした。
話の流れはシンプルです(ニコニコ大百科のあらすじより)。
- 雪の概念をまったく知らない男が、窓の外に降る白い粉を見て驚く
- 手を出すと白い粉が溶けて水になり、「これ毒かも!」と流し台で必死に手を洗う
- 落ち着いたあと、降ってくるものに「ヒラリン」と名前を付ける
- ヒラリンと自撮りしようとベランダに身を乗り出し、また雪が付いて「間に合え間に合え!」と洗い直す
一度ちゃんと洗ったのに、自分からもう一回触りに行くのがこのコントのいちばんバカなところです。しかも理由が自撮り。
再生数は2026年10月6日時点で321万回を超えています。ニコニコ大百科によると、2022年の公開当時はそれほど広まっていなかったそうです。
2026年9月にXで広まった理由
火がついたのは2026年9月で、きっかけはXに流れた切り抜きでした。ミームになった後の2026年10月3日には、ニコニコ大百科に項目も立っています。Yahoo!リアルタイム検索の上位には、748いいねを集めた投稿も出ていました(10月6日時点)。
よく一緒に使われるのが、『薬屋のひとりごと』の主人公・猫猫の決め台詞「これ、毒です」です。語感が似ているので、「毒です」と言い切る猫猫と「毒かも」でパニックになる男を並べるネタが作られています。
時期もちょうど重なっていました。9月9日の任天堂公式Xは、薬屋のひとりごと初の家庭用ゲームの告知を「これ、毒です。」の一行から始めています。10月2日からはアニメ3期の放送も始まりました。
使い方・例文
無害なものに触れて、なぜか命の危機を感じたときに使います。「間に合え間に合え」まで付けると元ネタっぽさが出ます。
- 「賞味期限1日過ぎたヨーグルト食べた。これ毒かも、間に合え間に合え」
- 「バイト先で謎の白い粉がついて、これ毒かもって全力で手洗った。砂糖だった」
- 「初めて触る食材、とりあえずこれ毒かもって言っとく」
2つ目のように、オチで正体をばらす使い方もできます。元のコントの「毒だと思ったら雪だった」を、そのまま日常に持ってきた形になります。
関連する言葉
古い動画の一場面が切り抜きで回り、何年もたってからミームになる流れは、2016年の『水曜日のダウンタウン』の一言が2026年に広まった良かったこの距離でと同じです。どちらも芸人のとっさの一言が、元の番組や動画を知らない人にまで届きました。
ちなみにアタック西本さんは、2024年6月にも自分の写真が「理想/現実」ミームに使われていることを自虐交じりに投稿し、最初の引用リポストは投稿当日のうちに17万いいねを超えました(モデルプレス)。ネットで素材にされやすい芸人さんのようです。