アラームの「ラベル」を脅し文句で埋めたら起きられた、7時の札は「警察から電話がありました」
8月24日の朝、VTuberのアール・テテさんが「びっくりした」とだけ書いて、自分のiPhoneの画面を2枚投稿しました。写っているのはアラームの一覧です。いいねは14万を超えています。
11分から13分おきに、脅しが重くなる
6時から7時までのあいだに6本。それぞれの下に付いている文字が本題です。
6時台の前半はまだ常識的な呼びかけです。6時23分であだ名を人質に取り、6時34分でおやつを取り上げ、6時47分から急に治安が悪くなります。最後の7時にいたっては、もう遅刻の話をしていません。
間隔が12分、11分、11分、13分、13分とそろっていないのも地味に効いていて、6時30分や6時40分のようなきりのいい時刻より「まだ寝ていい時間か」の判断がしづらくなっています。投稿にある「びっくりした」は、仕込んだ本人が7時の札を見て驚いたということでしょう。
「ラベル」はiPhoneにもAndroidにもある入力欄
この文字はアプリでも裏技でもなく、標準のアラームに用意されている「ラベル」の欄です。
iPhoneなら「時計」アプリでアラームを編集すると、繰り返しやサウンドと並んでラベルの入力欄があります。初期値は「アラーム」で、ここを書き換えるとロック画面のアラーム表示がそのまま入れ替わります。Androidも同じで、Googleの時計アプリのヘルプには「ラベルを追加」をタップしてアラームに名前を付ける、と説明があります。
もともとは「ゴミの日」「薬」のように、複数のアラームを見分けるための欄です。鳴った瞬間に必ず目に入る場所なので、そこに自分宛のメッセージを置ける、という使い道が後から見つかったことになります。
小ワザ自体は前から知られている
上司や会社の名前を入れて「◯◯さんから着信」に見せかけ、着信音と組み合わせて電話と勘違いさせる、という使い方は以前から紹介されてきました。All Aboutでも、寝起きは表示を鵜呑みにしやすいので慌てそうな名前が効く、と書かれています。だから今回の画面も、発明というより既存の手口の一種です。
違うのは組み立て方のほうで、1本で驚かせるのではなく6本かけて温度を上げています。同じ文言が毎朝出てくると数日で見飽きるところを、13分ごとに違う札がめくられるので飽きるすきがない、という設計になっています。
仕込むときに気をつけること
ラベルはロック画面に出ます。つまり、机に伏せていないスマホなら周りからも読めます。授業中や電車で「警察から電話がありました」が鳴ると、起きる前に社会的に終わります。
それと、寝ぼけているときほど文字をそのまま信じるので、効きすぎる文言は心臓に悪いです。まずは「起きないと今日のあだ名『あほ』」くらいの、外から見られても笑って済む段から試すのが無難でしょう。