バナナを天井から吊るした玄関がドンキーコングのステージに、回り方まで再現された動画
玄関のドアの手前に、バナナが1本ずつ宙に浮いている。しかも空中で水平にくるくる回っている。ゲームの取得アイテムがそのまま自宅の廊下に現れたような映像で、damin(@daminist01)さんが8月28日の夜に投稿したところ、いいねが13万7000を超えました。
ジャンプ1回で全部取れそうな配置
動画は玄関に向かって廊下を進んでいく一人称視点で始まります。天井から下がっているのは、バナナ1本ずつと、房のままの束が1つ。単品は高いところと低いところに散らして吊るしてあって、全体が緩い弧を描くように並んでいます。走ってジャンプすれば1回でまとめて取れそうな並びで、そこがいちばんゲームっぽい。
芸が細かいのは回転のほうです。糸で軸を1点に絞ってあるので、単品のバナナが自分の重さで水平にくるくる回り続けます。『スーパードンキーコング』のバナナも画面の中でずっと回っているので、この動きが入るだけで一気にステージに見えます。逆に房の束は回らずにドアの上でじっとしていて、原作で束が左右に揺れるのとは違うところだけが唯一の未再現ポイントでした。
締めは、伸ばした手が1本のバナナをつかむところ。取得です。
バナナ100本で1UPできるやつ
シリーズを知っている人ほどニヤっとする理由は、バナナが単なる背景ではなく数える対象だからです。1994年の『スーパードンキーコング』では、バナナは100本集めると残機が1つ増えるアイテムでした。マリオでいうコインの立ち位置で、10本ぶんがまとまった「束」も別に置かれています。玄関の束と単品の混在は、ここまで含めて原作どおりの品揃えということになります。
反応も再現度に寄っていて、「アホすぎて大好き」と素直に降参している人がいる一方で、リプライには「ワニとハチに気をつけて」という警告が飛んでいました。クレムリン軍団のワニと、触ると痛いハチのジンガーは、原作でバナナの近くに配置されがちな面々です。あとは「100本集めて自分を1人増やしましょう」という助言もありました。玄関に吊るした本数では、どう数えても残機は増えません。
初出は2019年、6年半越しの再バズ
この動画、実は新作ではありません。初出は2019年12月で、当時も8万リツイートを超えてねとらぼが記事にしています。それを本人が6年半ぶりに出し直したところ、今度はいいねが13万台まで伸びた形です。
タイミングも効いていそうです。ドンキーコングは去年7月17日にNintendo Switch 2で『ドンキーコング バナンザ』が出て、この7月に1周年を迎えたばかり。有料DLC「DKアイランド&エメラルドラッシュ」ではマリオコラボのイベントが4回に分けて開催されていて、その最終回がまさに8月25日から9月1日まで走っています。バナナを見てドンキーコングを連想する回路が、いま一年でいちばん太くなっているところでした。
吊るすのは保存方法としても正しい
もうひとつ、リプライで「バナナの保存にも良くて合理的」と指摘されていたのが地味に効いています。これは本当で、ドール公式もバナナスタンドなどで吊り下げて保存する方法を勧めています。房のまま置くと全体の重みで下側がつぶれて傷みやすいので、宙に浮かせておくとそれを避けられるという理屈です。
さらに長持ちさせたいなら、房から1本ずつ切り離すほうがいいそうです。バナナ同士が出すエチレンガスで追熟が進んでしまうためで、動画のように単品をバラバラに吊るす配置は、そこまで含めて理にかなっていることになります。理想の保存温度は14〜20度なので、夏の玄関でこれをやると追熟が進みすぎる点だけは注意が必要ですが。
スーパーで買ったバナナを袋から出して天井に吊るすだけなので、初期費用はバナナ代と糸だけ。ただし家族と住んでいる人は、玄関を開けた瞬間の説明を用意しておいたほうがよさそうです。