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「黒棺」の完全詠唱ができたら購入制限なし、ユニオンアリーナのカード名も詠唱だった

2026年9月11日 ・ トレンド「黒棺 完全詠唱 ユニオンアリーナ BLEACH 藍染惣右介」より

『BLEACH』のトレーディングカード、ユニオンアリーナの新弾が9月11日に発売された。その日の朝5時23分、青森のカードショップが出した告知がXで伸びている。一部の商品には購入制限がかかっているのだが、それを外す条件が「黒棺を完全詠唱できること」だった。

制限を外す条件が「何も見ず黒棺を完全詠唱」

投稿したのは、カードショップ STOCK KING ストキン 青森(@STOCKKING_TCG)。前日に入荷報告を出していて、その自分の投稿に足す形で条件を追加した。文面はこれ。

「BLEACHユニオンアリーナですが、1人8Pデッキは1人1つまでですが、何も見ず黒棺を完全詠唱にできた方は全て制限なしで購入可能となっておりますのでよろしくお願いいたします。」

「8Pデッキ」が具体的に何を指すかは書かれていないので断定はしないでおくが、要するに一部の商品に1人1点の制限が付いていて、その制限が詠唱できた人にだけ外れる、という話だ。発売日の朝に出した告知で、いいねは2,500を超えている。買う側にハードルを上げるのではなく、突破口のほうを用意しているのがこの告知の妙なところで、店頭で本当にやった人がいるのかはまだ分からない。

カードのほうが先に「完全詠唱しろ」と言っていた

店の思いつきかと思いきや、収録されている黒棺のカード自体が同じ発想でできている。電撃オンラインが8月28日にEX15BTの新カード紹介記事でテキストを出していて、そこにこう書かれている。

「自分の場に“藍染 惣右介”がいない場合、カード名が“滲み出す混濁の紋章 不遜なる狂気の器 湧き上がり・否定し・痺れ・瞬き・眠りを妨げる 爬行する鉄の王女 絶えず自壊する泥の人形 結合せよ 反発せよ 地に満ち己の無力を知れ 破道の九十・黒棺”に変わる」

カード自体は、特定の位置に置かれたBP4000以下のキャラを退場させるイベントカード。レアリティはUなので、狙って集めるのがしんどい枠でもない。しかもオフィシャルルール上、カード名を口に出して宣言する義務はないため、この名前の変化がゲームの展開を左右することは基本的にない。効果ではなく、完全にフレーバーのための一行だ。

そして詠唱の全文がそのままカード名として印刷されている以上、そらで言えない人はカードを見ればいい。実際、そらで言うのはなかなか厳しい長さで、コピペして友達に送るくらいがちょうどいい。自分もアニメで何度か聞いているはずなのに、中盤の「爬行する鉄の王女」から先が出てこなかった。

原作の藍染は黒棺を「詠唱破棄」で撃っていた

この仕様、原作を知っているとよくできている。電撃オンラインの記事によれば、尸魂界篇で藍染惣右介が七番隊隊長の狛村左陣に対して使った場面では、本来必要な長い詠唱をまるごと省く「詠唱破棄」で放たれている。その後、破面篇では崩玉と融合した藍染が黒崎一護に対し、完全詠唱で黒棺を発動している。

同記事はこれを「藍染ならば黒棺を詠唱破棄できる」というロジックをカード名に落とし込んだ原作再現と説明している。「藍染が場にいれば略してよく、いなければ全部言え」というカードのルールは、その描写をそのまま条件分岐にしたものだ。カードのテキストが公開されたのは8月28日、店が条件を出したのは発売日の9月11日朝なので、「完全詠唱させる」という遊びは公式のカードのほうが先に出していたことになる。

「買わんでもいいけど詠唱だけしたい」

Xでは、買う話より先に詠唱をやりたがる人が出ていた。

「何も見ずに黒棺完全詠唱できたらユニアリ購入出来ます。はガチにやけた 買わんでもいいけど詠唱だけしたい」

「余裕すぎる 行ける距離のお店なら虚も死神も超越した私の放つ完全詠唱の黒棺をお見せできたのに残念だ」

青森まで行ける人は限られるので、そこは店の実店舗イベントとして楽しむしかない。ただ、レジの前で店員に向かって「滲み出す混濁の紋章」から始める勇気があるかは別問題で、覚えたところで実行できるかは本人次第だ。

BLEACHのグッズ方面では一番くじ BLEACH Stirring Souls vol.5も控えている。こちらは詠唱しなくても引ける。

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