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「ガマクジラ」回を円谷が緊急配信、3日前にバキ童が紹介していた

円谷プロが、初代ウルトラマンの「ガマクジラ」回を急きょYouTubeで配信した。その3日前、バキ童チャンネルが解説動画でこの怪獣を紹介している。

告知は9月30日の17時すぎ。円谷プロの公式Xが「超・緊急配信決定!!!」と書き、同じ日の19時から配信するという、2時間を切った予告だった。

配信されたのは『ウルトラマン』第14話「真珠貝防衛指令」。「実相寺昭雄監督 傑作選」と銘打った円谷プロ公式の特別配信だ。

公式も理由は書いていない

告知文には「今話題沸騰中の初代ウルトラマンのあの作品」とある。ただ、なぜ今なのかはどこにも書かれていない。

YouTubeの概要欄の1行目はもっと正直で、「今なぜか話題沸騰中」になっている。公式が「なぜか」と書いてしまうのは、ちょっと面白い。

Yahoo!リアルタイム検索で見ると、この告知より前のガマクジラの話題は、後で触れるソフビの受注の話がほとんどだった。告知の前から言及が急に増えていた様子は見当たらない。

3日前にバキ童が初代を解説

時系列で目立つのが、バキ童チャンネルの「初代ウルトラマンを大解説!!」だ。公開は9月27日の20時で、9月30日夜の時点で再生は50万回を超えている。

概要欄によると、企画は山田ボールペンさん。目次には「おすすめの怪獣・宇宙人」(17:40〜)と「実相寺昭雄 監督作品」(30:14〜)の章がある。

ガマクジラが出てくるのは、実相寺監督作品の章に入ってしばらくした34分すぎ。第14話の怪獣として、ただただ真珠が大好きな怪獣だと紹介している。

動画では、デザインをめぐる裏話にも触れていた。醜悪な怪獣を求めた実相寺監督と、グロテスクを嫌ったデザイナーの成田亨さんの間を取って今の姿になった、という話だ。

円谷プロはこの動画に言及していない。なので、配信のきっかけがバキ童だと言い切れる材料は今のところ無い。ただXでは、両方を結びつける声が出ている。

ガマクジラはどんな怪獣か

「真珠貝防衛指令」は、伊勢志摩の養殖真珠が全滅に近い被害を受けるところから始まる。犯人が、真珠を食べてしまうガマクジラだ。

スタッフは監督が実相寺昭雄さん、特殊技術が高野宏一さん、脚本が佐々木守さん。Wikipediaの「ウルトラマンの登場怪獣」によると、デザインは成田亨さん、造型は高山良策さんが担当している。

監督の評価は後年に変わった

Wikipediaの「高山良策」の項目によると、実相寺監督は後年、ガマクジラの見た目を「ドラえもんの水浴び」と揶揄していた。

ところが最晩年には、雑誌『フィギュア王』のコラムでその考えを改めたという。バキ童の動画でも、監督が晩年に考えを改めたという話が出ていて、この件と重なる。

ソフビも新しい金型で復刻中

実はガマクジラ、配信の前からソフビの受注で名前が出ていた。ブルマァクの「ガマクジラ(レトロカラー)」が、ソフビ専門店・墓場の画廊の通販で受注中だ(sofvi.tokyoの紹介記事)。

紹介記事には、当時の金型が失われて長く復刻されなかったこと、今回は1970年代に出た当時モノをもとに金型を作り直したことが書かれている。

届くのは来年の5月末以降と、だいぶ先になる。ウルトラ怪獣のソフビでは、ほかにガヴァドンのソフビ開発の話や、エリ巻を外せるジラースのフィギュアも出ている。

Xは「なぜガマクジラ?」

告知が出た直後から、Xには戸惑う声が並んだ。

  • 「え?ガマクジラを?何でまた唐突に???」
  • 「どこがどうなってガマクジラ回が話題沸騰してんだよ(困惑」
  • 「ガマクジラ超緊急配信の字面……」

少し時間がたつと、バキ童の動画と結びつける声も出てきた。

「えっ、ガマクジラ回緊急配信するの、バキ童のせいなの」

答え合わせをしたい人は、バキ童の動画の34分あたりを見てから本編を見るのがいちばん早い。ウルトラマン関連の最新情報は円谷プロの公式サイトでも追える。

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