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「ジラース」フィギュアにエリ巻を外すパーツ、正体はゴジラの着ぐるみ

9月17日の朝8時、魂ネイションズの公式アカウントが「S.H.Figuarts ジラース」を発表した。ウルトラマンシリーズ60周年記念の1体で、予約は9月18日16時から魂ウェブ商店で始まる。

気になるのは付属品だ。商品ページのセット内容欄に並んでいるのは、本体と「ダメージ状態再現用交換用首パーツ」の2点だけ。オプションらしいオプションが、首の交換パーツ1個しかない。

用意されているのは「エリ巻が外れた首」

その首パーツが何なのかは、商品説明にはっきり書いてある。「エリ巻が外れた状態を再現する為の『ダメージ状態再現用交換用首パーツ』が付属」。別売りの「S.H.Figuarts(真骨彫製法) ウルトラマン(Aタイプ)」と組み合わせれば、劇中の激闘が再現できるという案内も添えられている。

つまりこのフィギュアは、標準の首を外してエリ巻の無い首に差し替えられる。怪獣のフィギュアで「首を交換して装備を1個取る」という遊びが用意されているのは、ジラースだと意味がまるっきり変わってくるからだ。

エリ巻をもがれて負けた怪獣だった

円谷ステーションのジラースの公式ページを見ると、正式な肩書きは「エリ巻恐竜 ジラース」。身長45メートル、体重2万トン、出身地はネス湖という設定になっている。

解説もなかなか強烈で、「二階堂教授がネス湖から持ちかえり、北山湖で15年間をかけて密かに育て上げた恐竜」。飼い主の二階堂を自分で踏み潰し、研究所に向かって突き進んだところにウルトラマンが現れる。そして格闘戦の末、「エリ巻きをもがれた上、ウルトラかすみ斬りによって倒された」と書かれている。

負け方の説明に、わざわざエリ巻が出てくる怪獣なのだ。フィギュアの首パーツは、この場面を手元で再現するためのものになる。

エリ巻の下から出てくるのがゴジラ

ここからがこのネタの本丸で、ジラースはゴジラの着ぐるみを改造して作られた怪獣とされている(まいどなニュースの記事でも触れられている)。初登場は『ウルトラマン』第10話「謎の恐竜基地」。首のまわりの大きなエリ巻を取ってしまうと、残るのはゴジラの姿ということになる。

エリ巻をもがれた怪獣とウルトラマンが殴り合うクライマックスは、画面の上では実質「ウルトラマン対ゴジラ」が成立していた、と語り継がれてきた場面でもある。60年前の子どもたちはたぶん何も知らずに見ていて、大人になってから答え合わせをした人のほうが多いはずだ。

首パーツ1個だけという素っ気ないセット内容は、その答え合わせを立体でやれますよ、という提案になっている。

造形は酒井ゆうじさん、可動は細川満彦さん

中身のスタッフも商品ページに明記されている。原型は円谷プロダクション造形部門LSS協力のもと、酒井ゆうじさんのプロデュースで完全新規造形。劇中のジラースの印象を徹底的に再現した、と説明されている。

可動を設計したのは、歴代のS.H.MonsterArtsやS.H.Figuartsのウルトラマンシリーズで怪獣や星人の可動機構を作ってきた細川満彦さん。背中の背ビレはボールジョイントで接続されていて、劇中で揺れている背びれの表情付けができるとのこと。怪獣の背ビレに可動を仕込む説明が真顔で書かれているあたりが、いかにも魂ネイションズだ。

ウルトラマンシリーズ60周年の立体物は、少し前にも落書きから生まれた怪獣ガヴァドンのC形態がソフビ化に動いた話があった。今のところシリーズの掘り方が、初代の変化球寄りに振れている。放送中の最新作が気になる人は『ウルトラマンテオ』の巨大化プッチーのほうもどうぞ。

予約は9月18日16時から、手元に届くのは2027年3月。並べるウルトラマン(Aタイプ)は別売りなので、激闘を再現したい人は財布の準備も2体ぶんになる。

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