ドイツで7年暮らして初めて気づいた「床冷房」…熱波でも家が涼しい理由は“床”にあった
「床暖房」は知っていても、「床冷房」と聞くとピンとこない人は多いのではないでしょうか。熱波が続くドイツで暮らすむったー(@AkagoDeutsch)さんは、ある“当たり前”の正体に、7年目にしてようやく気づいたそうです。
外は猛烈に暑いはずなのに、家の中はなぜかひんやり。むしろ素足だと寒いくらい。エアコンをつけているわけでもないのに涼しいその理由が、「床冷房」だったのです。写真には、雪の結晶(❄)マークのついた室内の温度調節ダイヤルも。気づいてしまえば、なんてことはない。けれど7年間、その存在に気づかなかったというのが、なんとも微笑ましい話です。
床暖房が、夏は“逆”に働く
仕組みはこうです。床下には、お湯や水を通すパイプが張りめぐらされています。冬はそこに温水を流して床を暖める「床暖房」。そして夏は、同じパイプに冷たい水を流すことで、床面から部屋をひんやり冷やす。つまり「床冷房」として働くのです。いわば、床暖房システムの“逆回転”。
エアコンのように室外機を置く必要がなく、風も出ないので、静かで快適。部屋全体がムラなく冷えるのも特長です。日本では床暖房ほど普及していませんが、ヨーロッパの比較的新しい建物などで採用が進んでいるといいます。
「初めて勝ち組のヨーロッパ人を見た」
熱波のニュースが連日伝えられるなか、「家が涼しい」というこの投稿には、うらやましさ混じりの反応が続出。「初めてヨーロッパで勝ち組の人を見た」という声や、長年気づかれなかった床暖房(床冷房)になりかわって「やっと気づいてくれた…😂」と代弁する人も。
足元から静かに涼しくしてくれる、縁の下(文字どおり床の下)の力持ち。猛暑が当たり前になった今、こういう仕組みが日本の住まいでももっと身近になると、夏が少しラクになるかもしれません。