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「カブトボーグ」ABEMAで全52話無料一挙、「全52期」の正体は毎回最終回

『人造昆虫カブトボーグVxV』の全52話が、ABEMAで無料一挙放送されます。1話ごとに最終回級の山場が来る作品なので、ファンの呼び名は「全52期」です。

ABEMAが9月25日の昼に出したリリースによると、この作品をABEMAで配信するのは今回が初めてです。

放送は9月26日(土)の夜24時、つまり27日の午前0時から。全52話を3日間かけてノンストップで流します。

放送は3日間ノンストップ

チャンネルはABEMAの「ファミリーアニメチャンネル3」です。前半の#1〜26と後半の#27〜52で2つの枠に分かれていて、どちらも深夜と翌日の昼の2回流れます。

深夜に起きていられなくても大丈夫です。放送後1週間は、放送したエピソードを無料で見られます。

1話からの初回枠はABEMAの番組ページで確認できます。

“全52期”と呼ばれる理由

カブトボーグは2006年10月から2007年10月まで、BSジャパンとアニマックスで放送されたアニメです。タカラトミーが原作・原案を手がけた、いわゆるホビーアニメの枠にあたります。

ところが中身は普通のホビーアニメとまるで違います。ABEMAのリリースは、第1話から最終回さながらのクライマックスを迎える展開と、前後の話数とのつながりを超越したストーリーを挙げています。

毎週が最終回なら、52話ぶんで52シーズンある計算になります。「全52話ではなく“全52期”」という呼び名はここから来ています。

Wikipediaによると、監督の石踊宏さんは「1話完結」「毎回が最終回」を念頭に置いて構成したと話しています。つまり、たまたまそうなったのではなく狙ってやっていたわけです。

前回の続きはナレーションで済む

有名なのが第21話です。Wikipediaの記述では、勝治が死んでしまったような描写で話が終わります。

普通なら次回は大騒ぎになるところです。でも直後の次回予告のナレーションが、勝治は一命を取り留めて復帰したと一言で片付けます。

しかも翌週は、勝治が目を覚ますシーンすらないまったく関係のない話でした。これを52回くり返すので、どこから見ても話についていけます。逆に言うと、通して見ても話はつながりません。

名言とツッコミどころで20年

ABEMAのリリースも、見どころとして「予測不能な急展開や名言、ツッコミどころ満載の“ボーグバトル”」を挙げています。

「カブトボーグ 名言」は今でも検索されている組み合わせです。次回予告が毎回同じ決め台詞で締まるのもお約束で、放送から約20年たった今もネタとして通じます。

人気を広げたのはネットでした。ニコニコ動画などでカルト的な人気がつき、個性の強いキャラクターと独特な台詞回しがネットミームとして定着していきます。

スタッフも濃いです。シリーズ構成とシナリオは大和屋暁さん、アニメーション制作はG&G。主人公の天野河リュウセイの声は知桐京子さん、親友の松岡勝治は三橋加奈子さん、龍昇ケンは渡辺啓さんが担当しています。

2026年はチキンラーメンとも組んだ

今年の5月には、日清チキンラーメン公式が「しろたまカブトボーグ」というコラボ映像を出していました。第一弾の投稿は6.4万いいねを集めています。

投稿の文面は、チキンラーメンのたまごを白くしようと呼びかけるもの。キャンペーンの告知をカブトボーグの口調でやっています。映像はアニメ第44話の場面をもとに、セリフを新しく録り直したものです。第二弾が5月16日、第三弾が7月1日に続きました。

企業の公式アカウントがネタにできるくらい、「あのノリ」が共通言語になっているということです。

初見なら1話からで大丈夫

どの回も最終回なので、本来は途中から見ても困りません。とはいえ一挙放送なら1話から順に流れるので、つながらなさを体で味わうには向いています。

全52話を一気に見るのはさすがに大変です。見逃し配信の1週間を使って、友達と「今の何?」を言い合いながら追いかけるのがいちばん楽しい見方かもしれません。

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