くら寿司のちいかわコラボ第4弾、先着グッズ280万個を3週ごとに切り替える物量作戦
8月10日の朝、くら寿司が「ちいかわ」との4回目のコラボを発表しました。開催は8月21日(金)から9月30日(水)までの予定でした(※後述のとおり、9月6日の営業開始から中止)。恒例になった先着プレゼントは今年も3弾構成で、ミニ巾着、湯呑み、寿司皿と3週間ごとに中身が入れ替わります。
※上の表は発表時点の告知内容です。9月6日(日)の営業開始からの中止については記事末尾に追記しました。
先着の総数は280万個
3弾を足すと、80万+100万+100万で280万個。会計3,000円ごとに1点なので、単純計算で84億円ぶんの会計に配れる量です。回転寿司チェーンの販促としては、なかなかの物量になっています。
今年の目玉は湯呑みで、これがコラボ初登場。ただの湯呑みではなく、天然竹繊維を配合したメラミン食器という仕様です。公式も「素材の特性上、色むらや繊維の見え方にバラつきがある」と先に断っていて、割れない代わりに一個ずつ表情が違うタイプのやつ、ということになります。
第3弾の寿司皿は去年もらった人からの評判がよく、デザインを新しくしての再登場。「かわいくて実用的だったからまた欲しい」という声が、発表直後から出ていました。
去年より500円上げて、数は1.3倍に増えた
去年(2025年6月〜8月)の3回目は、クリアファイル、うちわ、寿司皿の3弾構成でした。条件は税込2,500円ごとで、各弾それぞれ先着70万名。合計210万個です。
今年はこれが3,000円ごとに上がり、代わりに総数が280万個に増えました。もらうためのハードルは1回500円ぶん高くなったものの、モノの数はおよそ1.3倍。とくに争奪戦になりがちな寿司皿は、70万から100万へ増産されています。
その記憶があるぶん、Xの反応も素直な「かわいい」だけではありません。今回もほしい気持ちと、あの行列にもう一度並ぶのかという迷いが同居しています。
「行きたいけど激混みそう」「くら寿司は家族連れで滞在が長いから、そもそも回転が悪くて入れない」と、参戦計画を先に立てている人もちらほら。初日のテイクアウト予約をもう入れた、という報告もありました。持ち帰りも先着プレゼントの対象なので(出前館やUber Eatsなどのデリバリーは対象外)、席待ちを避けたい人はこちらの手があります。
並びたくないなら、席の予約はLINEからでも取れる
7時間待ちの話を聞いたあとだと、気になるのは「並ばずに入る方法はないのか」のほうです。くら寿司は席の日時指定予約に対応していて、公式アプリやWebのほかに、LINEからも予約できます。店舗ごとのLINEアカウントを友だち追加して、トークのメニューから予約用のミニアプリを開く流れです。今回のコラボの告知ページにも、アプリの席予約とWeb席予約への入口が並んでいます。
メニュー名は原作ネタ、たこの着ぐるみとうさぎの決めゼリフ
コラボメニューは2品。「あげだっこ!ソースのめん」は、たこ天を特製の焼きそば風めんに合わせた一皿です。名前だけ見ると意味不明ですが、これは作中に出てくるたこの着ぐるみ、いわゆる「たこ着」がモチーフ。ちいかわがたこ着姿でたこの群れに追いかけ回される話があり、そのちいかわを描いた特製せんべいが添えられます。
もう1品の「うさぎのパァンッケーキ」は、うさぎの決めゼリフ「パァン!」とパンケーキを合体させたもの。生地に小麦粉とタピオカでんぷんをオリジナル配合して、もちもち食感に仕上げているそうです。はちみつを使っているので、1歳未満には食べさせないよう注意書きがあります。
巾着から湯呑み、皿へと続くラインナップに「寿司より力入れてて草」というツッコミも飛んでいました。言われてみればそのとおりで、告知の情報量は完全にグッズが主役です。
ビッくらポンの動画もコラボ仕様に
食べ終えた皿を5枚入れると挑戦できる「ビッくらポン!」も、期間中は抽選動画がコラボ仕様になります。用意されたアニメーションは「射的」「お寿司パーティー」「ロッククライミング」の3種類で、くら寿司でしか見られないオリジナル。当たりで出る景品は、細巻に巻かれたちいかわ・ハチワレ・うさぎ、シャリから顔を出すモモンガとくりまんじゅうなどのフィギュア全5種に、缶バッジ全8種、アクリルマグネット全8種です。
グッズは取れなくてもいいから抽選動画だけ見に行きたい、という人までいて、前回のアニメの評判のよさがうかがえます。
このほか、税込3,000円以上のレシートを応募フォームに登録すると、抽選でくら寿司限定グッズが当たるキャンペーンも同時開催。店内装飾は「グローバル旗艦店 原宿」「同 なんばパークスサウス」「新宿靖国通り店」の3店舗限定で、ちいかわ・ハチワレ・うさぎが寿司を持った壁紙のフォトスポットになります。
第1弾のミニ巾着が始まるのは8月21日。狙いを絞るなら、混みやすい初日をずらすか、先にLINEやアプリで席を取っておくか、いっそ持ち帰りに回すか。去年の待ち時間を思うと、どれかは決めてから出かけたほうがよさそうです。
【8月21日追記】初日は、思ったより静かだった
心配していた行列ですが、初日の日中に行った人の報告を見るかぎり、去年のような長時間待ちにはなっていません。予約枠でチェックインしたらすぐ入れた、10分待ちだった、という声が目立ちました。第1弾のミニ巾着も、昼を過ぎた時間帯でまだ4種から選べたそうです。
会計3,000円ごとに1点という条件も、実際に行った人の投稿では「特に計算せずに食べたら3,060円でちょうど届いた」「家族で6,000円ぶん食べて2個もらった」あたりが相場のようです。狙いのキャラがある人は、2個目の枠を別キャラに回して交換用にしている報告も出ていました。
もっとも、これはまだ初日の話です。先着80万名は日を追うごとに減りますし、湯呑みの第2弾(9月4日〜)と寿司皿の第3弾(9月18日〜)は、去年の寿司皿の人気を思うと同じ調子にはならない可能性があります。初動が静かだったのは、混雑を見越して初日を避けた人が多かったからかもしれません。
映画のほうの盛り上がりについては『映画ちいかわ』が記録的大ヒットでXが騒然になった話、着るほうはユニクロUTの映画コラボ全14種もどうぞ。
【9月5日追記】9月6日の営業開始からコラボは中止
9月5日、くら寿司がこのコラボキャンペーンを中止すると発表しました。止まるのは9月6日(日)の営業開始からです。公式のお知らせ(PDF)には「弊社にて調査を進めた結果、同キャンペーンの実施に際し、当社の従業員による不正行為が判明したため」中止する、と書かれています。理由についての記載はこの一文だけで、それ以上の説明は出ていません。
日付の読み方だけ気をつけたいところで、中止は6日の開店時からなので、9月5日の営業ぶんはまだキャンペーン中です。第2弾の湯呑み(9月4日〜)を狙っていた人にとっては5日が最後の日で、9月18日に始まる予定だった第3弾の寿司皿は配布そのものが行われません。当初9月30日までとされていた会期も、途中で終わる形になります。
先着プレゼント、コラボメニュー、抽選動画、店内装飾と、この記事で紹介してきた中身はひととおり対象に入っています。公式が中止と書いているのは上の6項目で、それ以外については触れられていません。
もうひとつ、公式はテレビCMについても最後に断りを入れていて、「テレビCMにおきましては引続き『ちいかわ』コラボキャンペーンが実施中である旨の放送が継続しておりますが、上記のとおり、キャンペーン内容は終了しております」としています。CMのほうは当面そのまま流れる可能性があるので、それを見て出かけると空振りになります。
これから店に向かう予定だった人は、くら寿司のニュース一覧を一度見てから動くのが確実です。
【9月12日追記】エプロンのレシート応募は、締切だけ前倒しされて消えた
中止の6項目のうち、いちばん行方が分かりにくいのが④のレシート応募キャンペーンです。店頭でもらう景品と違って、応募した人はすでにレシートの画像と送り先を出し終わっているからです。
応募を受け付けていたのは、くら寿司の公式サイトではなく full-cp.com というキャンペーン事務局側のドメインでした。ここが9月6日の未明には、締切後の画面に切り替わっています。表示は「たくさんのご応募ありがとうございました。」と「キャンペーンの受付期間は2026年08月21日(金曜日)~2026年09月05日(土曜日)までとなります。」の2行だけ。応募規約では9月30日23:59までだったので、締切が25日ぶん手前に動かされた形です。
つまり応募フォームの側は、無効化ではなく「予定より早く締め切りました」という見え方をしていました。公式リリースの「中止」という言い方とは、受け取り方がだいぶ変わります。ただ、これで9月5日ぶんの応募が有効だと決まったわけでもありません。9月12日現在、その応募ページ自体が消えて404になっていて、締切の告知ごと見られなくなっています。公式サイト側のコラボ告知ページも同じく404です。
止まっているのはちいかわのぶんだけで、同じ事務局が動かしている沖縄の店舗限定のレシート応募キャンペーン(琉球ゴールデンキングスの観戦チケットなどが当たるもの、9月23日まで)はページも受付も生きています。仕組みが落ちたのではなく、この1本だけが引き上げられたということになります。
消える前の規約を読み返すと、「予告なく中止・変更する場合があります」にあたる一文はどこにも入っていませんでした。無効になる条件として並んでいたのは、同一レシートの使い回しやレシートの改ざんといった応募者側のものだけです。
応募のために3,000円ぶん食べた人が、いちばん宙に浮いた
Xで目についたのは、グッズをもらえなかった話より、応募に使ったお金と個人情報の行き先を気にする投稿でした。
3回出していた人もいます。「4日までに応募したもの全てが無効になるってコト?!まあ鼻から当たるとは思ってなかったけど僅かな希望すら消えてかなり残念やわ」と、当たる気はしていなかったと前置きしたうえでの残念がり方でした。
「エプロン応募したのになぁ~ 個人情報だけ取られたわ」と短く書いている人もいて、規約に「賞品発送及びその他プレゼントの発送に必要な諸連絡にのみ使用し」とあったぶん、発送が無くなった今その情報がどうなるのかは宙に浮いたままです。削除するともしないとも、公式は書いていません。
救済案を出している人もいました。「エプロンのレシート応募した人に抽選でプレゼントって形じゃダメ…かな?」と、配れなくなった湯呑みや寿司皿のほうを応募者に回せないか、という話です。応募データは事務局に残っているはずなので、やろうと思えば送り先はもう揃っている、という発想ですね。
返金のほうは期限がある。9月30日まで
エプロンと違って、期限が切られていて動けるものが1つあります。中止のお詫びとして9月6日と7日の2日間に実施された全品10%割引で、一部の店で案内が行き届かず割引が入っていなかったことが判明しています。9月9日にくら寿司が返金対応を告知しました。
このほか9月7日には、フリマサイトに出ている商品についてメルカリと連携して対応を進めていることも公表されています。
9月12日時点で、くら寿司のお知らせに並んでいるのはここまでです。応募ぶんの抽選をやるのか、集めた応募データをどうするのかについては、まだ何も出ていません。