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『映画ちいかわ』が公開30日で興行収入100億円を突破、初日9.9億からの快進撃

2026年7月26日 ・ トレンド「映画ちいかわ 興行収入 100億」より

小さくてかわいいキャラクターの映画、と油断していた人が、続々と“やられて”いるようです。7月24日に公開された『映画ちいかわ 人魚の島のひみつ』が、記録的な大ヒットとともにXを騒がせています。

初日9.9億、8時間で5億…記録づくしのスタート

アニメ「ちいかわ」初の劇場版となる本作は、公開されるやいなや、興行収入の記録を次々と塗り替えました。

報じられているところによると、初日の興行収入は約9.9億円で、オープニングとしては日本歴代でもトップクラス。公開からわずか8時間で5億円に到達し、これは歴代3位のスピードだといいます。さらに公開2日間で興収は15億円、動員は106万人を突破。2026年公開の映画では「名探偵コナン」に次ぐロケットスタートで、早くも100億円突破が視野に入る勢いです。全国447館での上映で、多くの回が即完売する熱狂ぶりでした。

「かわいいだけじゃない」と、大人がざわつく理由

数字以上に話題を呼んでいるのが、観た人の“予想外”の反応です。「ちいかわ」はもともと、まるっこくてかわいい絵柄とは裏腹に、労働や討伐、報われないことも多い世知辛い世界観で知られています。かわいさとシビアさが同居しているのが、この作品が幅広い世代に刺さる理由です。

その持ち味は映画でも健在だったようで、Xには「かわいいだけだと思ってたのに泣いた」「エンドロール中に席を立てなかった」といった、ネタバレを避けつつ心を揺さぶられたことを伝える声があふれています。子ども向けと思って一緒に来た大人のほうが、気づけばのめり込んでいた、という報告も少なくありません。

“ざわっと”が止まらない一本

かわいい見た目で油断させておいて、しっかり心に爪あとを残していく。そんな「ちいかわ」らしさが、劇場という大きなスクリーンで存分に発揮された結果が、この記録的なヒットと熱量なのでしょう。数字の勢いはオリコンなどの興行収入の報道でも伝えられています。まだ観ていない人は、ハンカチを一枚しのばせて劇場に向かうのがよさそうです。

追記:公開24日で興収92.8億円、動員645万人

8月17日の発表によると、7月24日の公開から24日間で興行収入は92億8000万円、観客動員は645万人を突破しました。100億円の大台まで残り約7億円。公開初週の勢いからすると、8月のうちに届く計算です(実際に届きました。下の追記を参照)。

同じ日に入場者特典第3弾も発表されました。ちいかわ・ハチワレ・うさぎをセイレーンの背中に乗せて走るプルバックカー「ごきげんセイレーン♪」で、8月22日から数量限定の配布です(映画ちいかわの入場者特典第3弾は走る「ごきげんセイレーン♪」、8月22日から全3種)。特典で客足をもう一段押し上げにきているので、100億円到達はさらに前に寄りそうです。

追記:公開30日で興行収入100億円を突破

8月23日、公式Xが興行収入100億円の突破を発表しました。7月24日の公開から30日での到達です。

あわせて公開された「祝!100億」のビジュアルが、この作品らしさをよく表しています。ハワイアンな衣装で並ぶ島の面々、洞窟、たき火、鍋、ラッコ、そしてセイレーン。本編の場面カットを90枚近く敷き詰めたモザイクの上に、白抜きで「祝!100億」と「ありがとうございます!」が乗っています。

数字で追う、この1か月の伸び方

オリコンが伝えた推移を並べると、後半で失速していないことがはっきりします。

初日9.9億円、3日間で22.4億円(動員150万人)、7日間で33.3億円(228万人)、10日間で44億円(305万人)、14日間で50億円(350万人)、17日間で約67億円、20日間で80.7億円(563万人)、24日間で92.8億円(645万人)。そこから6日で100億円に届きました。

ふつう映画の興収は公開直後がピークで、あとは週を追うごとに落ちていきます。この作品は入場者特典を段階的に投入していて、第2弾の配布でむしろペースが上がったと報じられています。8月22日からは第3弾のプルバックカー「ごきげんセイレーン♪」の配布も始まったところなので、最終興収はまだ読めません。

到達スピードで見ると、100億円まで8日だった『鬼滅の刃』無限城編第一章、19日だった『名探偵コナン 隻眼の残像』には及びません。それでも邦画アニメで100億円を超えた作品は歴代14本ほどしかなく、30日はその中でも上位に入るペースです。もともとX発の4コマ漫画で、初の劇場版がこの位置にいるというのが、いちばんの驚きどころかもしれません。長く観られている理由のひとつが、何度も観ないと気づけない作り込みです。挿入歌「島のうた」に「おわびじゃ、たすけて」と読める縦読みが仕込まれていた件は、公開から2週間たってから広まりました。

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