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ちいかわ「うさぎ語」一覧と「ウーラーヤハヤハ」の元ネタ、うさぎラップの歌詞

うさぎ語(ちいかわ)(うさぎご) ・ 2026年9月11日 公開

『ちいかわ』のうさぎは、ほとんど日本語をしゃべりません。「ハァ?」「ウラ」「ヤハ」「プルルルル」。それなのに何を言いたいのかは伝わるし、周りのキャラも普通に会話として受け取っています。この鳴き声みたいな言葉のことを、読者は「うさぎ語」と呼んでいます。2026年夏の映画では、この言葉だけで作られたラップが1曲まるごと流れました。

「うさぎ語」とは?

『ちいかわ』に出てくるうさぎが話す言葉の総称です。公式がそう名付けたわけではなく、読者側の呼び方として広まりました。ニコニコ大百科のうさぎの項目では、「ウラ」「ヤハ」「プルルルル」「フゥン」「ハァ?」といった簡単な返事や鳴き声に近い言葉を、テンション高めで話すキャラとして説明されています。ごく稀に「ツツウラウラ」のような意味のある言葉も出てきます。

先に言っておくと、1つ1つの語に公式の意味が定義されたことはありません。「ウラ=〇〇という意味」と書いてある解説を見かけても、それは場面から読み取ったファンの解釈です。うさぎが後から通訳してくれる回もないので、読む側が毎回その場の空気で判断しています。

そもそも「うさぎ」という名前からして正式なものではありません。作中で誰かにそう呼ばれた場面は今のところなく、読者が見た目でそう呼んでいたものが公式に逆輸入されたとみられています。初登場は本編ではなく、作者の別作品の単行本の販売告知として描かれた漫画で、そこでの扱いは「なんかはしゃいでいる生き物」でした。名前も言葉も、周りが後から意味を付けている存在です。

ちなみに草むしり検定は3級から2級に合格していて、ちいかわとハチワレの5級より上。言葉が通じないほうが検定に強いという構図になっています。声を当てているのは小澤亜李さんです(映画公式サイト)。

うさぎ語の一覧(ファンの解釈)

よく出てくる言葉を並べます。ここに書くのはファンの間でそう受け取られている、という範囲の話で、公式の対応表は存在しません。

  • ウラ:いちばん出てくる音。巻き舌の「ウラ〜」に伸びることも多く、勢いをつけるときの掛け声として読まれています
  • ヤハ:「ウラ」と並ぶ定番。モモンガの「イーヤーヤダヤダ」を受けた「ウーラーヤハヤハ」のように、連ねて出ることもあります
  • プルルルル:巻き舌そのものの音。文字数がそのままテンションの高さに見えるタイプ
  • フゥン:返事に近い、落ち着いたときの音
  • ハァ?:これだけは日本語としてそのまま通じるので、言いたいことが確実に伝わる数少ない語
  • ツツウラウラ:ごく稀に出る意味のある言葉としてニコニコ大百科が挙げているもの。「津々浦々」と同じ響きです

最後の「ツツウラウラ」は公式LINEスタンプ「ちいかわ(うさぎ多)」にも収録されているので、うさぎ語のなかでも扱いが一段特別です。同じスタンプには「イチウラニヤハ サンプルヤ。」のような、意味を取るのをあきらめるしかない文句も並んでいます。

映画の劇中歌「うさぎラップ」

うさぎ語が2026年にあらためて聞かれるようになったのは、7月24日公開の『映画ちいかわ 人魚の島のひみつ』(99分)がきっかけです。劇中歌の「うさぎラップ」が、歌詞をまるごとうさぎ語で作られていました。

音が最初に公になったのは、8月3日に解禁された東宝MOVIEチャンネルのWEB CM「うさぎラップ篇」です。

24秒のCMでも巻き舌の圧はしっかり伝わります。この時点で「劇場で聞いたやつだ」という人と、「なんて言ってるんだ」という人に分かれました。

曲は2026年7月24日発売のオリジナル・サウンドトラックに収録されていて、「うさぎラップ(ソロver.)」「うさぎラップ(リズム感のある者たちver.)」の2種類があります。2つの違いと、作詞がナガノ本人で作曲がトクマルシューゴさんと上水樽力さんだという話は「うさぎラップ」ソロver.とリズム感のある者たちver.の違いにまとめました。JOYSOUNDでも両バージョンが配信済みです。

肝心の歌詞ですが、公式の歌詞カードの表記は確認できていません。ユーザーが歌詞を投稿するサービスのプチリリに載っているソロver.の書き起こしでは、冒頭がこう並んでいます。

ハイヤッハー/プルプルヤッハー/イ・イ・イヤッハ/プルルルルルルルルルッ/イー・ヤー・(ヤハヤハ)/ウーラー(ハッハッハッヤ)/ウラー

この後も「イーヤー(ヤハヤハ)」と「ウーラー(プルプルプル)」の往復が続きます。カタカナと長音と促音だけで曲が成立しています。カラオケで歌うときに覚えるべきなのが歌詞ではなく巻き舌の持久力になるのは、この表記を見れば納得がいきます。

「ウーラーヤハヤハ」の正体

検索で伸びているのが「ウーラーヤハヤハ」という並びです。これはうさぎが単体で言っている決まり文句ではなく、モモンガの「イーヤーヤダヤダ」を、うさぎがそのまま真似して返したものです。

出どころはアニメ『ちいかわ』の第104話「ジャムトースト/マネするなッ」で、2023年9月29日にフジテレビ系「めざましテレビ」内で放送されました。うさぎが焼いたジャムトーストをモモンガが欲しがり、「イーヤーヤダヤダ」とごねる。それにうさぎが同じ調子で「ウーラーヤハヤハ」と返す、という場面です(PASH! PLUS)。原作にもある掛け合いで、アニメ化でさらに広まりました。この回は放送後の1週間限定配信でYouTube再生160万回を突破しています

面白いのは、放送より前から同じ言葉を探している人がいたことです。Yahoo!知恵袋には放送の5日前にあたる2023年9月24日に、「ちいかわのアニメで、うさぎがモモンガの「いーやーやだやだ」を真似をして、「ウーラーヤハヤハ」って言う回ってありますか??」という質問が投稿されています。回答は「私が観てる限り、うさぎとモモンガが一緒に出たのは1回だけなので ないと思います。」だったのですが、あとから「今日の回がそうでしたね。」と追記されました。原作で読んだ場面がアニメに来るのを待っていた人がいた、ということになります。

2026年にまた検索が伸びているのは、映画のうさぎラップの影響が大きいはずです。上の書き起こしのとおり「イー・ヤー・(ヤハヤハ)」と「ウーラー(ハッハッハッヤ)」が隣り合っているので、音が混ざって記憶されやすい。ただしラップの歌詞に「ウーラーヤハヤハ」とそのまま続く行はありません。探しているのがあの掛け合いなら、映画ではなく第104話です。

土俵にも出た「ウラ」

うさぎ語の広がりで分かりやすいのが、2025年9月の秋場所です。初日の9月14日、宇良と欧勝馬の取組で、草むらを跳ねるうさぎと「ウララララ」の文字が入った懸賞旗が土俵を回りました。宇良はこの一番を押し出しで勝っています。提供はキャラクターグッズの企画・製作会社のグレイ・パーカー・サービスです。

上はスポーツニッポンの写真映像部が8日目に撮ったもので、旗は初日だけでなく場所中に何度も出ました。中日スポーツにも写真が載っています。翌2026年の夏場所でも、宇良の取組にうさぎの懸賞旗が登場しました(西日本スポーツ)。

力士名の「宇良」とうさぎ語の「ウラ」がたまたま同じ音だった、というだけの話です。それだけで大相撲の懸賞旗が成立してしまうくらいには、この音が通じるようになっていた。意味のない鳴き声が、意味のある場所まで届いた例になりました。

使い方・例文

作品の話をするときにそのまま使うのが基本です。

  • 「うさぎ語って結局なんて言ってるのか誰も分からんのがいい」
  • 「後輩がうさぎ語でしか返事してこなくて会話にならない」
  • 「カラオケでうさぎラップ入れたけど、うさぎ語の巻き舌で普通に息切れした」
  • 「ハァ?だけはうさぎ語のなかでも意味が強すぎる」

人の口調を指して「あの人うさぎ語」のように使うこともありますが、これは中身のない返事を茶化す言い方になりがちなので、相手を選ぶ表現です。

関連する言葉

同じ作品のキャラの口癖では、ハチワレのちいかわ構文(〜ってコト!?)が対極にあります。状況をきれいにまとめて言語化するハチワレと、音だけで押し切るうさぎ。映画で対決する相手がセイレーンで、うさぎが振り回す武器がファン発の呼び名から公式商品名になったびんよよです。

うさぎは言葉が通じないまま出番だけは増え続けていて、ANAの特別デザイン機では袖の金線4本=機長を任されていることがファンに見つかりました。作品全体の勢いは、映画が公開30日で興行収入100億円を突破したことにも出ています。

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