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ガシャポン「まちぼうけ ベルセルク」は黄金時代篇と千年帝国の鷹篇で全10種

ヒザを抱えて座り込んだ小さいフィギュアが出てくるガシャポンに、『ベルセルク』が入っている。バンダイの「まちぼうけ」シリーズで、黄金時代篇と千年帝国の鷹篇の2弾に分かれていて、合わせると全10種。1回500円だ。

つまり、あの重たい漫画のゾッドやフェムト、髑髏の騎士までが、そろってしょんぼりヒザを抱えている。

「まちぼうけ」はそもそも“ずっと待っている”シリーズ

ベルセルクのほうから知った人向けに書いておくと、「まちぼうけ」はバンダイのガシャポンのオリジナルブランドだ。公式の特設サイトはこう説明している。

「ずっとあなたを待っている…」をコンセプトにしたガシャポン®オリジナルのデフォルメフィギュアシリーズ。動物をはじめ、擬人化したアイテムからキャラクターまで、「まちぼうけ」ている姿に、儚い可愛さが詰まっています。

商標まで取っている看板ラインで、特設サイトが立ったのは2024年8月。お知らせ欄の一番古い項目が「5周年を記念して、まちぼうけ特設サイト公開!」なので、その時点で5年やっていた計算になる。

面白いのは並んでいる顔ぶれのバラバラさで、特設サイトの棚には「まちぼうけ パンの場合 その6」「まちぼうけ レトロ家電の場合」みたいな擬人化ものと、『VIVANT』『東京喰種』『銀魂』『サイレントヒル』『逃げ上手の若君』といったIPものが混ざっている。ガンダムに至っては「ガンダムの場合5」まで来ている。パンとレトロ家電と髑髏の騎士が同じ座り方で並ぶシリーズ、と言えば雰囲気は伝わると思う。

ポーズが全部同じという縛りがあるから、原作の絵柄がどれだけ濃くてもフィギュアになった瞬間に体育座りに吸収される。ベルセルクとの相性が妙にいいのはたぶんそこで、ガッツが剣を背負ったままヒザを抱えている絵面には、原作を読んでいるほどダメージがある。

黄金時代篇と千年帝国の鷹篇、どっちに誰が入っているか

2弾は連月でリリースされた。電撃ホビーウェブが伝えた公式告知の言い方だと、「若き日のガッツたちがラインナップされた『黄金時代篇』」と「復讐を誓うガッツと仇敵フェムトらがラインナップされた『千年帝国の鷹篇』」という2アイテムの構成になる。

分かれ方は物語の順番どおりで、迷ったら「鷹の団がいるほうが黄金時代篇」で足りる。黄金時代篇は鷹の団が主役でキャスカとグリフィスが入り、5枠目が人ではなくベヘリット。千年帝国の鷹篇はガッツが通常と狂戦士の甲冑の2種類に増えていて、そこにフェムトと髑髏の騎士、そして妖精のパックが入る。

どちらの篇もガッツが必ずいるので、2篇そろえるとガッツだけ3体になる可能性がある。ベヘリットが「まちぼうけ」ているのは冷静に考えるとおかしいが、あれも顔がついているので成立してしまう。対象年齢は15才以上、素材はPVCで、いずれも彩色済みだ。公式の商品ページは黄金時代篇と千年帝国の鷹篇で別々に立っている。

4月に回して、届いたのは7月末と8月末

ややこしいのが売られ方だ。この2篇はガシャポンオンライン(ナムコパークス)で、2026年4月3日11時から4月27日23時59分までという同じ期間に売られている。7月と8月に分かれていたのは発送日のほうで、黄金時代篇が7月29日、千年帝国の鷹篇が8月28日。4月に決済して、手元に来るのは4か月後ということになる。

オンラインで買っているのは商品そのものではなく、公式の言い方だと「ガシャポンを回す権利」。だから注意事項には「いかなるご事情でもご当選品のキャンセルや返金をお受けすることはできません。」と書いてあるし、「サービスの性質上、同じ商品が続けて出てくることがあります。」ともある。当選率が5種とも20.0%で均等でも、5回回して5種そろうわけではない。カプセルも付属しない。

送料でもうひとつ引っかかるところがあって、全国一律660円(税込)は1回の発送につき乗る。2篇は発送月が違うのでまとめられず、商品ページにもわざわざ「送料は別途発生いたします。」と注記が入っている。同じ日に同じ画面で両方買っても、送料は660円が2回だ。

この仕組みの細かいところはサンリオのおひなさまフィギュアの回で、確率と金額まで計算して書いてある。予約が数か月先の発送になる理由も、5種そろえるのに平均何回かかるかも、だいたいそちらで足りる。

実物が届いた人の投稿も出ていて、4月に回した分が8月末に着いたという報告がこれ。

同じ人が8月23日には店頭で見つけて回したとも書いていて、「ガシャポンオンラインでも回していたけど、まだ届かなくてソワソワしていたので、せっかくだから店舗でも回してみた」とのこと。オンラインの注意事項にも「お届けに先行して全国のカプセル自販機で販売される可能性があります。」とあるので、これは仕様どおりの追い越しだ。先に金を払った側が後から受け取る形になる。

店頭の完売告知は8月半ばから9月もまだ続いている

店頭は黄金時代篇が7月第3週、千年帝国の鷹篇が8月第2週。そして8月半ばから、ガシャポン専門店のアカウントが相次いで完売を告知しはじめた。

青森ELM店は8月15日に「😢完売情報😢」として『まちぼうけ #ベルセルク 千年帝国の鷹篇』を挙げ、「好評につき完売いたしました。」「次回入荷は未定となっております。」と告知。アリオ倉敷店も8月28日に同じ商品を完売として挙げている。そこから岡崎・高崎・八王子・海老名・札幌と各地の専門店が同じ商品名を並べ、9月に入っても途切れていない。9月11日にイオンモールかほく店、9月13日に吉祥寺マルイと、発売からひと月以上たってもどこかしらから「完売」「再入荷は未定」が出続けている。

いずれも各店が自分の在庫について言っているものなので、全国で消えたという話ではない。ただ、同じ商品名がひと月以上にわたって各地の完売報告に並び続ける程度には掃けている。

回し損ねた場合、公式側に残っている手はガシャポンオンラインの再販リクエストになる。SOLD OUTの商品に付くボタンで、押しておくと再販時にメールが来る仕組みだ。ただしこちらも「再販の実施を保証するものではございません」と明記されている。ここで詰まった人がフリマアプリに流れるわけで、そちらは当然ながら定価の話ではなくなる。

3弾目があるかも今のところ分からない。ガシャポン公式の9月・10月・11月の発売スケジュールを見てもベルセルクの名前は出ていないので、続きは未発表という状態だ。ヒザを抱えるガッツをもう1体増やしたいなら、まずは再販リクエストのボタンを押しておくのがいちばん早い。

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