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階段の踊り場で丸まる猫、写真だと壁に浮いて見える“だまし絵”状態に21万いいね

2026年8月10日 ・ トレンド「猫 だまし絵 階段 踊り場」より

タイトルが「ギリ騙し絵みたいな写真」。それだけの説明で投稿された一枚の猫写真に、21万を超えるいいねがついた。

写っているのは、ごく普通の家の階段。ただし折り返しのある階段で、踏み板と壁面が斜めに交差する踊り場の角に、白と茶トラの猫がまん丸に収まっている。それだけなのに、パッと見た瞬間「あれ、この猫どこにいる?」と二度見してしまう一枚になっている。

なぜ猫が浮いて見えるのか

種明かしをすると、猫は普通に階段の踏み板の上に座っているだけで、合成でもトリック撮影でもない。ただ、折り返し階段を下から見上げる角度で撮ると、板と板の境目、壁の稜線、猫のシルエットが全部斜めの線として重なり合い、写真という平面の中では「どこが手前でどこが奥か」の手がかりがほぼ消えてしまう。

人間の脳は普段、影の付き方や物の重なり方、消失点の向きから勝手に奥行きを補完して景色を見ている。ところがこの写真はその手がかりが乏しいせいで、脳が「猫は板の上に座っている」という当たり前の答えにたどり着けず、一瞬「壁に張り付いている」「宙に浮いている」という誤読をしてしまう。種を知ってしまえばただの階段の踊り場なのに、パッと見では毎回同じところで脳がつまずく、地味に厄介な一枚だ。

踊り場は猫にとって“ちょうどいい”場所

そもそもなぜ猫がわざわざ踊り場を陣取っているのか。猫は人の生活音や気配は感じつつも、直接構われすぎない距離感の場所を好む傾向がある。踊り場は人の行き来はあるが長居する場所ではなく、しかも高さがあって周囲を見渡しやすい。猫にとっては「隠れすぎず、見晴らしもよく、静かにひとりになれる」という条件を満たした特等席というわけだ。人間の目には単なる階段の踊り場でも、猫的には見張り台と個室を兼ねた一等地なのだろう。

猫の“錯視写真”はこれが初めてではない

似たタイプのバズはこれまでにもたびたび起きている。生後8か月のマンチカンが反射光に飛びついた瞬間をとらえ、壁に貼りついているように見えることから「ネコセミ」と呼ばれ話題になった写真や、体勢のせいで「重力どこいった」「脳がバグる」と評された猫の写真もSNSでたびたび拡散されてきた。共通しているのは、どれも合成ではなく、ただの一瞬の姿勢とカメラアングルが重なっただけという点。猫は自分がどう見えるかなど気にせず寝ているだけなのに、切り取り方ひとつで人間を毎回だましにかかってくる。

投稿には71件のリプライがつき、写真を二度見して確認した、種明かしを読んで初めて分かったという反応が相次いだ。もし自宅の階段に猫が丸まっていたら、一度下から角度を変えて見上げてみてほしい。案外、飼い主にも同じ“だまし絵”が見えているかもしれない。