PayPayのおこづかい設定に気づかず毎月1万円を1年、自分に定期送金が残っていないか確認する手順
「Paypayのお小遣い設定を知らぬ間にしていて、毎月1万円仕事で一度一緒になった人に過去1年間送り続けていた」。8月31日に投稿されたこのツイートが、半日で9千件以上のいいねを集めています。1万円×12ヶ月で、合計12万円。返してと連絡はしたものの、この記事を書いている時点では返事は来ていないそうです。
読んで「え、そんな設定あるの」と自分のアプリが不安になった人、けっこう多いんじゃないでしょうか。あります。しかも一度オンにすると、あとは黙って毎月動きます。
PayPayの「おこづかい」は毎月朝8時に自動で送るモード
正式には「送る・受け取る」のスケジュール機能で、2022年10月に追加されたものです。相手・金額・頻度(毎週か毎月)・開始日・終了日を決めておくと、あとはPayPayが自動で残高を送ってくれます。親から子への仕送りやお小遣い、家族の生活費のやり取りを想定した機能で、公式ページでも「渡し忘れなし」と紹介されています。
送信されるのは指定日の朝8時で、時刻の指定はできません。金額を変えたいときも設定を直接いじることはできず、一度削除してから設定し直す仕様です。
設定の入口は「おこづかい」ボタンからも、相手とのトークルームからも入れます。おこづかいの導線では、相手と金額を選んだあとに繰り返し・開始日・終了日を決めて「スケジュール設定する」を押す流れになっていて、1回きりの送金のつもりで進んだ人が定期のほうを確定してしまう余地はあります。
やらかしていたのは1人ではなかった
同じ月に、こんな投稿もありました。毎月5,000円が上司に飛び続けていたパターンです。
もらう側が気づくケースもあります。友達から毎月2,500円が届き続けていて、本人が返した、という報告。
送る側は残高が減っていることに気づきにくく、受け取る側は「なんか毎月来るな」で止まりがちです。金額が数千円だと、どちらの家計簿にも波風が立たないまま何ヶ月も進みます。
自分に生きた設定が残っていないか確かめる
3つの経路で確認できます。上から順にやると早いです。
1. 取引履歴を「送金」で絞り込む
アプリ右下の「ウォレット」から取引履歴を開き、画面左上の絞り込みアイコンで種類(支払い・送金・チャージなど)と期間を指定します。毎月同じ日・同じ金額の送金が並んでいたら、それがスケジュール送金です。月ごとにCSVでダウンロードもできるので、まとめて見たい人はそちらが確実です。
2. 相手とのトークルームでスケジュールを見る
心当たりのある相手が見つかったら、ホームの「送る」からその人とのトークルームを開き、メッセージ入力欄の左にある「+」→「スケジュール」をタップします。ここに生きている設定が表示されます。
3. 不要なら削除する
同じ「スケジュール」の画面で「スケジュールを削除する」を選べば止まります。金額を変えたいだけの場合も、いったん削除してから設定し直しになります。
なお、この機能は相手ごとのトークルームに紐づいているため、心当たりのない相手の設定は探しに行かないと出てきません。だからこそ、まずは取引履歴を送金で絞り込んで、毎月出ていくお金がないかを見るのが先です。
送ってしまったぶんは戻ってくる?
相手が受け取りを完了する前であれば、「送る」の履歴から該当の送金を選んで受け取り依頼をキャンセルできます。SNSやリンクで送った場合も、履歴の「リンク」から取り消せます。
問題は受け取られたあとで、この場合はキャンセルできません。公式ヘルプにも、受け取り側と直接連絡を取って送り返してもらう方法を検討してほしい、と書かれています。さらに、自分の意思で「送る・受け取る」を使った取引はPayPayの補償制度の対象外です。
追い打ちになるのが「自動受け取り設定」です。受け取り側がこれを有効にしていると、送られた残高は受け取り操作なしで自動的に着金します。設定はアカウント→「送る・受け取る設定」から確認できます。つまり相手が自動受け取りをオンにしていれば、毎月8時の送金はその瞬間に確定していて、取り消せる時間はほぼありません。冒頭の投稿で1年ぶんが戻せていないのも、そういう構造です。
今日のうちに履歴だけでも見ておく
12万円は痛いですが、これが5,000円なら1年経っても気づかないまま、というのは十分ありえます。取引履歴を送金で絞り込むだけなら1分もかからないので、心当たりがなくても一度見ておいて損はないです。
ついでに、しばらく使っていない相手とのトークルームに古い設定が残っていないかも見ておくと安心できます。