「接待芋掘り」という呼び名がじわじわ広まる、2歳児が芋を引き抜くこども園の動画に付いた見立て
8月27日、北海道北広島市の認定こども園北広島わかば幼稚園が、園の畑での芋掘りの様子を動画で投稿しました。麦わら帽子をかぶった小さい子たちが畑に並び、順番に芋を引き抜いていくだけの映像です。
この動画に付いた呼び名が広まっています。「接待芋掘り」です。
名付けたのは引用でひとこと添えた投稿
言葉を最初に出したのは、ぼたん(@l66gmo1028465)さんの引用投稿でした。「接待芋掘りかわいすぎる 事前に芋掘って根っこ取ってまた埋めなおしてくれた大人たちのおかげで、子どもたちは純粋に芋掘りを楽しんでるの幸せ空間」。6万6千を超えるいいねが付いています。
接待ゴルフや接待麻雀と同じ組み立てで、聞いた瞬間に意味がわかる。しかも今回は接待される側が2歳くらいの子どもで、接待している側の大人は本人たちに一生バレないままという構図です。「尊いパワーワード」という反応もありました。
なお、園は動画に説明文を付けていません。園の公式サイトにも同じ日付で「いもほり2026年」という記事が上がっていますが、こちらも動画が置いてあるだけです。つまり、事前に掘って埋め直したのかどうかは園が語ったことではなく、あくまで見る側が付けた見立てということになります。
リプ欄に集まった「あれは実際にやる」という声
面白いのは、リプ欄に保育の現場を知っている人が出てきたことでした。力のある年少から年長のクラスは根っこをブチブチ切りながら自力で掘っていること、ただし一番小さいクラスの芋掘りは事前に仕込むことが多いこと。そのうえで「偽りでも収穫した芋が給食に出るとみんな誇らしげなので全部本物です」という書き込みが付いていました。
一方で、接待されたことに気づいてしまった子もいます。ある投稿では、息子が「芋掘りじゃなくて、芋拾いだった…」と少し残念そうにしていたそうです。絵本の『おおきなかぶ』みたいに「うんとこしょ、どっこいしょ」がやりたかった、と。手応えを消しすぎると別の不満が出るわけで、接待というのはどこでも難しいという話に落ちていました。
8月末の北海道で掘れる芋
わかば幼稚園は幼保連携型の認定こども園で、「自然の中でのびのび育つ」を掲げています。園庭に木々や遊具と並んで畑があり、園庭そのものが遊び場という作りです。動画にもトマトらしき棚が写り込んでいます。
ちなみにサツマイモの収穫はふつう9月下旬から11月にかけてで、8月末というのはかなり早い。土地と時期から考えると、この日掘っていたのはじゃがいものほうとみるのが自然です。北海道のじゃがいもは夏の盛りが収穫期なので、時期はぴったり合います。
今のところ「接待芋掘り」で検索すると、この一件から広がった投稿ばかりが並びます。秋の芋掘りシーズンはこれからなので、来月あたり同じ言い回しをまた見ることになるかもしれません。