散歩中に壁のカニと遭遇した柴犬、興味津々なのにヘッピリ腰で挨拶する姿がおもしろすぎると話題
散歩中に見慣れない生きものと遭遇した柴犬の反応が、ちょっと切なくて愛おしいと話題になっている。
投稿したのは黒柴の「おこげ」の飼い主さん(@okogenox)。コンクリートブロックの壁に張りついた1匹のカニを見つけたおこげは、「へっぴり腰」の姿勢のまま首だけをぐいっと伸ばし、耳を横に倒す通称「イカ耳」状態で恐る恐る近づいていく。前足をそっと出してはカニがちょっと動くたびに「ビクッ」と引っ込める、その繰り返しだ。
好奇心と恐怖のせめぎ合い
飼い主さんによると、おこげは本来、生きものすべてに興味津々な性格。ただカニと対峙するのは今回が初めてで、「かなりビビっていて、身体が震えていたのは明らかです」とのこと。実際、この動画には前編にあたる「カニさんとの出会い編」もあり、そちらではさらに腰が引けた反応を見せていたという。
犬が甲殻類のハサミを本能的に危険と察知して距離を取るのはよくある話で、これもその一例といえる。結局おこげとカニは、どちらも深追いすることなく、そっと別れたそうだ。この絶妙な引き際に「リスク管理が完璧」というコメントも寄せられていた。
そもそも、なぜ壁にカニがいるのか
この動画には「こんなカニが普通にいるの?」「カニって壁を登れるんだっていう驚きもある」という反応も多かった。実はコンクリート壁や木によじ登るカニは、日本ではそう珍しくない。代表格が本州から南西諸島まで幅広く分布するアカテガニで、カニの中では例外的に乾燥に強く、木登りや壁登りをする習性を持つ。ふだんは川べりや山間部の湿った岩場・石垣に暮らし、満月や新月の頃になると産卵のために海や川へ下りていく。おこげが出会ったのも、こうした移動の途中で人里まで顔を出した1匹だったのかもしれない。
見慣れない生きものに好奇心と恐怖の板挟みになる姿は、犬も人もそう変わらない。今度散歩コースの壁で赤いハサミを見かけたら、おこげのように腰を落として様子見するのが正解かもしれない。