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Snow Man「カリスマックス」2億回再生、あの振り付けの正体は90年代のパラパラ

Snow Manの「カリスマックス」が、累積のストリーミング再生数で2億回を超えた。9月23日の14時半すぎ、公式X(Snow Man / MENT RECORDING)がこう報告している。

「累積再生数2億回突破ありがとうございマックス‼️」。この投稿は同じ日の夕方までに3万いいねを超えた。ちなみにこの「ありがとうございマックス」という言い回しは思いつきではなくて、曲名そのものから来ている。Wikipediaのカリスマックスの項によると、タイトルは「カリスマ」と「MAX」を掛け合わせた造語。だから語尾が全部マックスになる。

累積201,494,916回、数字の中身はこう

数字の出どころは、9月23日に発表されたオリコンの週間ストリーミングランキングだ。CDJournalが伝えた内訳によると、累積再生数は2億149.5万回(201,494,916回)、この週だけで167.5万回(1,675,101回)。集計期間は9月14日から9月20日までの1週間で、オリコンの該当ランキングは9月28日付として公開されている。

累積2億回はSnow Manにとって自身初の記録になる。配信が始まったのは2025年8月25日で、初のデジタルシングルとしてMENT RECORDINGからリリースされた。そこから集計終了の9月20日までがちょうど13か月ほど。単純に割ると月あたり1,550万回のペースで積み上がった計算になる。

注目したいのは週間の167万回のほうだ。配信曲はたいてい最初の数週で跳ねて、あとは緩やかに落ちていく。この曲は発売から1年以上たった今も週に167万回回っていて、落ち切らないまま年をまたいだ。ストリーミングの累計がどのくらいの桁の話なのかは、Adoの「うっせぇわ」が5億回を超えた話と並べてみると感覚がつかみやすい。

あの腕をカクカク動かすやつ、正体はパラパラ

TikTokやYouTubeショートで「カリスマックス」の踊ってみたを一度は見たことがあると思う。腕を直角に折って左右に振る、あの独特の動き。なんとなく見覚えはあるけど名前が出てこない、という人は多いはずだ。

答えはパラパラ。CDJournalは曲の成り立ちをこう説明している。

本作は、1990年代~2000年代に日本で流行した“パラパラ”に、現代的なダンスサウンドやラップテイストを融合させ、Snow Man流にアップデートした楽曲。

パラパラは1980年代半ばに日本で生まれたダンスで、発祥は歌舞伎町にあった東亜会館という、中高生が集まるディスコビルだったとされている。そのあとエイベックスが1990年代に商業化してギャル層に広げ、第2次・第3次とブームが繰り返された。今の10代20代からすると、親か、ひとまわり上の世代が通ってきた踊りということになる。

構造を知ると、踊ってみたと相性がいい理由も見えてくる。パラパラは上半身が手と腕の決まった振り付けの組み合わせで、下半身は2ステップと呼ばれる左右の移動だけ。見せ場がほぼ全部腕にある。足元が映らなくても成立するし、覚えるときもステップの順番ではなく腕の形を順に追えばいい。ユーロビートに合わせて客が一斉に同じ腕を振っていた時代の設計が、縦画面の時代にそのまま効いている。

踊ってみたが伸びたのは、公式が先に仕掛けていたから

この連鎖、実はファンが自然発生させただけではない。エイベックスのニュースページによると、Snow Manのオフィシャルアカウントは「#カリスマックスプロジェクト」と題して、みんなをカリスマにするためのコンテンツを投稿していた。とくにTikTokでは、MVの各シーンでメンバーが踊るカットを切り出して公開していて、それを真似した投稿が増えていった、という流れになる。

その一環で出たのがダンスプラクティス映像だ。メンバー9人が消防士、平成のギャル男、野球部員、警察官、医者、高校生、ホスト、オタク、そしてバラエティ発のキャラクターであるマッサマンに扮して、同じ振り付けを踊っている。

コスプレしたまま真顔でパラパラを踊るので、正直かなり見応えがある。こちらも公開から約5,800万回再生まで伸びた。振り付けを覚えるための練習映像が、そのまま単体のコンテンツとして数千万回回っているのはなかなかない。

MVのほうは、1億回が目前

もうひとつ数字の話をしておくと、今回の2億回はストリーミングの累積で、YouTubeのMVの再生回数とは別枠だ。Snow Man公式チャンネルのMVは9月23日時点でおよそ9,955万回。つまりこちらは1億回の手前まで来ている。

出だしは相当な勢いだった。エイベックスの同じ記事では、8月25日に公開されたMVが2日で1,000万回再生を突破したと書かれている。そこから13か月かけて9,955万回なので、最初の2日で全体の1割を稼いだ計算になる。なお再生回数のカウント基準そのものは、YouTubeが2026年8月に「再生した瞬間に1回」へ変更しているので、今の伸び方は以前より少し速いはずだ。

次の節目は、たぶんMVの1億回のほうが先に来る。その日もまた「ありがとうございマックス」が投稿されるんだろうと思う。

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