「僕はただ自分が好きなことを」の元ネタ、鬼太郎6期53話のヒカキンのセリフ
「僕はただ自分が好きなことを全身全霊で楽しんでいるだけですよ」は、アニメ『ゲゲゲの鬼太郎』第6期にHIKAKINが本人役で出た回のセリフです。
放送は2019年4月28日、第53話。7年前のアニメの一言が、2026年になってまたXやショートで回ってきています。
ゲゲゲの鬼太郎のヒカキンのセリフとは?
セリフの全文はこうです(Coconuts Japan。読点の位置は出典によって少し違います)。
僕はただ自分が好きなことを全身全霊で楽しんでいるだけですよ。全身全霊で楽しむって案外楽じゃないけどね、でもそうして初めて人は自分の人生の主役になれる気がするんだよね
検索で見かける「僕はただ自分が好きなことを」は、この頭の部分です。
言っている中身はまっすぐな良い話です。それを水木しげるタッチの絵柄のHIKAKINが、本人の声で真顔で言う。このギャップごと覚えられているセリフです。
ヒカキンが出たのは何話?
HIKAKINが出たのは第6期の第53話「自己愛暴発!ぬけ首危機一髪」です。2019年4月28日(日)の朝9時、フジテレビほかで放送されました(MANTANWEB/オリコン)。
平成最後の放送回にあたり、HIKAKINは本人役で声の出演をしています。放送前には本人が「HIKAKINらしい感じでアフレコできたと思います!」とコメントしていました(MANTANWEB)。
HikakinTVに上がっている、放送前の出演告知動画です。セリフの場面そのものではありません。再生数は約395万回、高評価は4万7千件ほどついています。
セリフが出てくる場面
話の中心にいるのは、元ウーチューバーのチャラトミです。第47話「赤子さらいの姑獲鳥」にも出ていたキャラクターです(MANTANWEB)。
就活から逃げたいチャラトミは、妖怪の抜け首と組んで配信を始めます。抜け首の体をどこかに隠して「宝探し」企画にしたところ、各地が異常な暑さに見舞われる。
暑さで倒れたチャラトミに手を差し伸べたのがHIKAKINでした。HIKAKINはチャラトミを近くの公園へ連れていきます。そこでは、HIKAKINが「ありったけレンタルした」というスノーマシンで雪が降っていて、子どもたちが雪遊びをしていました(放送当日の視聴感想ブログ)。
チャラトミは「なんでお前が主役みたいな面してんだよ!」とかみつきます。それに対する返しが、このセリフです。チャラトミはこのあと改心します。
ミームになった理由
放送当時は、まず「すごく良い話」として受け取られました(Coconuts Japan)。
一方で、アフレコについては「棒読み」という声もありました。サジェストに「ゲゲゲの鬼太郎 ヒカキン 棒読み」が出てくるのはこのためです。声優が本業ではない本人役なので、見る側もそこを含めて楽しんでいた面があります。
聖人みたいなセリフと、独特の読み方と、水木しげる風の絵柄。この組み合わせが、HIKAKINの音声を素材にする音MAD界隈、いわゆるヒカマニでいじられる元になったとされます。
2026年には、「僕はただ〇〇しているだけですよ?」の型で、ちょっと迷惑な行動を開き直って言わせるバリエーションが流行したとされ、2026年下半期のミーム一覧にも載っています(note)。最初に言い換えを始めた投稿がどれなのかは分かっていません。
使い方・例文
使いどころは、自分の好きなことにのめり込んでいて、ツッコまれたときの開き直りです。
- 休日を丸ごと推しのライブ配信に使ったことを突っ込まれて「僕はただ自分が好きなことを全身全霊で楽しんでいるだけですよ」
- ソシャゲのイベント周回で徹夜したことを、友達のグループチャットで言い訳するとき
- 「全身全霊で楽しむって案外楽じゃないけどね」の後半だけ切り出して、趣味の遠征帰りのぼやきに
- 2026年の流行りの型に寄せるなら、中身を差し替えて「僕はただ、スーパーの試食を三周しているだけですよ?」
元が良い話なので、本気の場面で使うとただの名言になります。軽くネタとして使うなら、しょうもない場面に当てたほうが伝わりやすいです。
関連する言葉
HIKAKIN本人の決まり文句なら、動画の冒頭でおなじみの「ブンブンハローYouTube」があります。
同じく大物YouTuberの一言が何年もたってから掘り返された例としては、兄のセイキンがミンティアを一気食いした動画の「ワホー」が近いパターンです。
HIKAKINの最近の話題なら、ニュース記事のヒカキンの「ONICHA」第2弾は北海道産の「コーン茶」もどうぞ。