「変身バンク」とは?意味・由来(バンクシステム)を解説
毎回おなじみの、あの変身シーン。実は“使い回し”なのに、なぜか毎回テンションが上がる。それが 「変身バンク」 です。
「変身バンク」とは?
変身バンクは、特撮やアニメで、毎話同じ映像が流れる変身シーンのこと。これは「バンクシステム」という技法の一種で、あらかじめ作り込んだ映像を保存しておき、毎回流用する仕組みです。変身シーンはキャラの“顔”となる大事な場面なので、クオリティを作り込んで、毎回印象的に見せる狙いもあります。
「バンク」=銀行
なぜ「バンク」なのか。これは、英語の 「bank(銀行)」が由来。銀行にお金を預けたり引き出したりするように、映像素材を保管しておき、必要なときに取り出して使うことから、この名前がつきました。テレビアニメ『鉄腕アトム』の制作中に、手塚治虫が名付けたとされています。
使い回しの理由(予算・尺)
バンクを使う大きな理由は、制作の負担軽減です。あるアニメでは、予算が少なく、1話あたりのセル画の枚数が厳しく制限されていたため、変身や必殺技のバンクで尺(時間)を節約した、というエピソードもあります。“手抜き”ではなく、限られた条件で作品を成立させる工夫なのです。
関連する言葉
バンクとして作り込まれる変身シーンは、まさに神作画の見せ場。演じるスーツアクターの名乗りとあわせて、特撮・アニメの“定番の様式”を支える技法です。