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プロレスの「ジョバー」とは?意味・由来(やられ役・噛ませ犬)を解説

ジョバー(jobber)(じょばー) ・ 2026年8月2日 公開

プロレスファンの会話で「あの選手、完全にジョバー扱いだな」という言い方があります。「ジョバー(jobber)」は、あらかじめ決まった筋書きに沿って負ける“やられ役”のレスラーを指すプロレスの隠語です。

「ジョバー」とは?

プロレスは、勝敗も試合展開もある程度筋書きが決まっているエンタメです。そのなかで、団体が売り出したい新鋭やスター候補、来日したばかりの大物外国人などを引き立てるために、あえて負ける役を担うのがジョバーです。日本語で言う「噛ませ犬」に近い存在で、勝者の強さを観客に印象づける大事な役割を果たします。

地味なポジションに見えますが、うまく負けて相手を光らせるのは高い技術と経験が要る仕事です。手堅く受け身を取り、相手の技をきれいに“もらう”ことで試合を成立させる、いわば縁の下の力持ちです。

語源・由来

英語の「job」には「仕事を請け負う」という意味があります。プロレスの世界で「ジョブ(job)をする」といえば、ブッカー(試合の筋書きを組む人)のシナリオ通りに闘うこと、とくに“予定通り負けること”を指します。その仕事をこなす人、という意味で「jobber(ジョバー)」と呼ばれるようになりました。

使い方・例文

  • 「エースの初防衛戦、相手はベテランのジョバーで手堅く盛り上げた」
  • 「ジョバーの受けがうまいと、試合がぐっと締まる」
  • ネット上では「今回の企画、自分ジョバー役だわ」と自虐的に使うことも

関連する言葉

勝敗を含む試合の筋書きはアングル、選手のキャラ設定はギミック、善玉・悪玉の役どころはヒール・ベビーフェイス。作り物を本物として楽しむ約束事ケーフェイとあわせて読むと、プロレスの“見せ方”の全体像が掴めます。