「葬式鉄」とは?意味・由来(鉄道ファンの見送り文化)を解説
なくなる路線の、最後のひと走りを見届けたい。「葬式鉄」は、そんな“お別れ”に立ち会う鉄道ファンを指す言葉です。
「葬式鉄」とは?
廃止が決まった路線や、引退が近い車両(列車)に熱中する鉄道ファンのこと。鉄道ファンは「乗り鉄」「撮り鉄」のように、興味の対象や楽しみ方で細かく呼び分けられますが、葬式鉄はそのなかでも “終わり”をテーマにするタイプです。ラストランの列車に乗ったり、走る姿を写真や動画に記録したり、駅で見送ったりして、消えゆく車両との別れを惜しみます。
由来(お別れ=葬式のイメージ)
名前の由来はそのまま、「終わり」を見送る様子が、葬式に参列する人々を連想させることから。
1990年代半ばごろから鉄道ファンの間で使われ始め、インターネットの広まりとともに一般にも知られるようになりました。惜別の気持ちからくる文化である一方、ラストランには人が殺到しやすく、撮影場所をめぐるトラブルや混雑による遅延が課題として語られることもあります。
使い方・例文
- 「あの路線、来月で廃止だから葬式鉄で激混みらしい」
- 「引退前に一度乗っておきたい、ちょっと葬式鉄の気分」
関連する言葉
同じ鉄道ファンでも、走る列車を撮ることに情熱を注ぐのが撮り鉄。消えゆくものへの惜しむ気持ちは、どこかエモいという感覚にも通じます。“最後”という特別な瞬間だからこそ、多くのファンが集まるのです。