「ドクタードゥーム」の声優は森川智之、藤原啓治さんの同期
ドクター・ドゥームの日本語吹替は、森川智之さんに決まった。演じるロバート・ダウニー・Jr.が、自分の口で発表している。
11月3日の朝8時、マーベル公式が『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』の日本版声優をX(旧Twitter)で明かした。
日本語吹替キャスト29名はすでに発表されていたが、ドゥームの声優だけ伏せられていた。ファンの間では「誰になるのか」と考察が盛り上がっていたと、シネマトゥデイは伝えている。
公式ポストの本文は「ドゥーム役日本版声優は…」と溜めたあとで「森川智之さんに決定」と続き、劇場公開が12月18日(金)であることも添えている。
発表したのはダウニー・Jr.本人
吹替の発表は、ダウニー・Jr.本人が出演する特別ビデオメッセージの形で行われた。公式YouTubeに動画が上がっている。
動画の中でダウニー・Jr.は「森川智之さんが日本語吹替版を担当されることになりました。最高です!」と話している。
続けて「藤原啓治さんの遺志は受け継がれます。そのレガシーと共に『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』で映画館でお会いしましょう」とも述べた。
この動画で分かるのは、発表の主語が配給会社ではなく俳優本人だということだ。しかも、名前を挙げた相手は新しく声を担当する森川さんだけでなく、亡くなった前任者にも向いている。
詳しい内容はシネマトゥデイの記事に書かれている。あわせて日本版予告と、各種ラージフォーマット版の最新ビジュアルも公開された。
藤原啓治さんの遺志とは
ダウニー・Jr.が演じてきたトニー・スターク(アイアンマン)の日本語吹替は、長く藤原啓治さんが担当してきた。MCUでは『アベンジャーズ/エンドゲーム』が最後で、藤原さんは2020年に亡くなっている。
そのダウニー・Jr.が今度はヴィランのドゥーム役で戻ってくる。吹替を誰が担当するのかは、トニーの声を知っているファンほど気になる点だった。
答えは、藤原さんの後任の仕事を多く引き継いできた森川さんだった。ダウニー・Jr.の「遺志は受け継がれます」という一言は、この人選を念頭に置いたものと読める。
森川智之さんは藤原さんの同期
森川さん本人は、発表にあたってこう話している。
- 「ちょっとグッときちゃいましたね」
- 「僕は声優をしてもう40年なんですが、その40年の集大成としてしっかりと演じきりたいと思います!」
藤原さんについては、同期だったと前置きしたうえでコメントしている。
「ずっと声優業界の新人として二人でやってきた時期も長かったので、彼の想いも含めてしっかりと反映させながら皆さんに楽しんでもらえる作品にしたいなと思います。がっかりさせたくないという思いも強くあります!」
後任としての重さと、同期への思いの両方が出たコメントだ。
野原ひろしも引き継いでいる
森川さんが藤原さんの役を引き継ぐのは、今回が初めてではない。シネマトゥデイによると、『クレヨンしんちゃん』の野原ひろし役をはじめ、藤原さんの多くの役を受け継いできた。
ウィキペディアの記述では、ひろし役は2016年8月26日放送分から代役として入り、藤原さんが亡くなった2020年4月に正式な2代目になった。
野原ひろし関連の記事は、このサイトにもある。
- 9月放送の回を扱った『クレヨンしんちゃん』「ある午後の野原夫婦だゾ」
- スピンオフ発のフィギュアを扱ったfigma「野原ひろし」の商品化
- ミーム辞典の「野原ひろし 昼メシの流儀」
ドゥームの声とクレしんのお父さんの声を、同じ人が担当することになる。
MCUに出るのは初めてではない
森川さんは、MCUにすでに何度か関わっている。ウィキペディアの出演作一覧と電ファミニコゲーマーの記事を合わせると、次のとおり。
電ファミニコゲーマーは、MCU初のアニメ作品『ホワット・イフ…?』で、森川さんがすでにトニー・スターク役を演じていたと伝えている。実写のトニーの声は藤原さんで、アニメ版のトニーは森川さんという分担だったことになる。
公開は12月18日
『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』は、12月18日に日米同時公開される。『エンドゲーム』以来、約7年ぶりのシリーズ最新作だ。
予告編では、ドゥームがソーの攻撃を指2本で受け止める場面があるという。culaによると、INFINITY VISION、Dolby Cinema、4DX、SCREENXといった上映形式ごとのポスターも公開された。
ドゥームの声がどんな芝居になるのかは、劇場で確かめることになる。吹替で観るなら、藤原さんの声でトニーを聞いてきた人ほど、森川さんの芝居が気になりそうだ。